黄金期ジャンプの影

主にジャンプ黄金期の短期終了作品について語ります

週刊少年ジャンプ黄金期

ジャンプ黄金期の第2期を掘り下げる

前回予告した通り、今回はジャンプ黄金期第2期を掘り下げる事にする shadowofjump.hatenablog.com 第2期は85年12号から23号までとなる。尚、開始時期は第1期と、終了時期は第3期と若干重複しているが、連載作品の入れ替えが数号にわたって行われる…

教師シンビン物語

前回当ブログではジャンプの連載作品の入れ替わり周期を1つのサイクルと定義して、ジャンプ黄金期の最初のサイクルである黄金期第1期を掘り下げてみた訳だが、実は当初の予定では第1期だけじゃなく同時に第2期も掘り下げて両時期のデータを比較してみる…

ジャンプ黄金期の第1期を掘り下げる

短い間でもジャンプを購読した経験のある方ならわかると思うが、ジャンプの連載作品の入れ替えは大体十数週毎に2、3作品を毎号1つずつ終わらせて代わりに新連載をやはり毎号1つずつ開始させるというのが定番であり、これがジャンプという雑誌における1…

小畑健の夜明け前

小畑健と言えばジャンプの黄金期終焉後のジャンプを引っ張った立役者の1人であるが、黄金期においては原作に恵まれなかった事もあって短期終了続きの苦闘の時期であった。当ブログではそんな小畑健の作品をこれまで何度か取り上げてきて、その黄金期におけ…

ルーツを読む

改めていう事でもないが私は黄金期ジャンプの短期終了作品が好きで単行本を集めている。そして、実は他にもう1つ好きで単行本を集めている漫画がある それは、やはり黄金期ジャンプに掲載歴のある漫画家の短編集である 黄金期以前の漫画家も一部混じってい…

失われたジャンプの系譜

ジャンプを代表する漫画のジャンルと言えばバトル漫画という事は今更説明不要だろう。黄金期においては「DRAGONBALL」を筆頭に数々のバトル漫画が誌面を飾っただけでなく、黄金期終了後も「ONE PIECE」「NARUTO」「BLEACH」「鬼滅の刃」etc…そして「呪術廻戦…

名前にだまされてはいけない

今回紹介する作品は短期終了作品ではないが実質的には短期終了作品である。一体どういう事かと言うと、当ブログでは単行本4巻以下で完結する作品を短期終了作品と定義しているが、今回紹介する作品は全5巻なので短期終了作品ではないと言える。のだが、そ…

青春の袋小路

今回紹介するのはこちらの作品である DIAMOND(96年21号~39号) 柳川ヨシヒロ 画像は電子書籍版です 作者のデビューまでの経歴はこちらを参考にされたし shadowofjump.hatenablog.com VICEの連載終了後は94年増刊オータムスペシャルに「VOICE」を掲…

ジャンプ黄金期における初の連載終了作品

ご存じの方も多いと思うが、三日後の2月17日に発売されるウルトラジャンプ3月号で「ジョジョの奇妙な冒険」の第9部にあたる「The JOJOLands」の連載が開始される。それを記念して今回はこちらの作品を紹介したい バオー来訪者(84年45号~85年1…

メディア展開に恵まれないあの作品

いきなりであるがこちらを見て頂きたい 1位 こちら葛飾区亀有公園前派出所 2位 ジョジョの奇妙な冒険 3位 DRAGONBALL 3位 ? 5位 キャプテン翼 5位 ドラゴンクエスト ダイの大冒険 これはジャンプ黄金期の連載作品の単行本発行巻数ランキングベスト5…

ラブコメ作家の悲哀

前々回の当ブログの記事において、格闘技イベントがいつの間にか年末の定番となっていると述べた。ならば、年始の定番といえば何だろうか。色々あるだろうが、殊スポーツに限って言えば、元日に実業団によるニューイヤー駅伝が、そして2日、3日と二日にわ…

連載再開待ってます

ご存じの方も多いと思うが、冨樫義博の「HUNTER×HUNTER」の週刊連載が終了、今後は週刊連載ではない形で掲載されていくという事が発表された。連載が終了という文言はショッキングではあるが、よくよく読めば結局は体調に合わせたペースで掲載するというこれ…

大晦日のあのイベントの前に

早いもので今年もあと十日余りで終わろうとしている。この一年を振り返ってみると世間ではロシアのウクライナ侵攻など色々あったものの、私個人においては特筆するべき事は何もなしという年が今年だけでなくここ何年も続いていて、無為に齢を重ねている感で…

意外とゲーム化の多いあの作品と最新の裏技

今回も前回話題にしたジャンプ連載作品のゲーム化についての続きを さて、ゲーム化が数多くなされているのがバトル漫画で、数が少ないのがスポーツ漫画と前回述べたが、実はスポーツ漫画の中にも唯一例外的に数多くゲーム化がなされた作品が存在する その作…

人気のバロメーター?

言うまでも無い事だが、ジャンプの黄金期における連載陣は「DRAGONBALL」と「SLAM DUNK」の二大看板をはじめ、漫画史に残る程の人気作品が数多く溢れていた。そして、人気作品は漫画だけにとどまらず他のメディアにも活躍の場を広げるものも少なくない その…

BØYエピソード0

以前にも述べた覚えがあるが、ジャンプ黄金期における二大ヤンキー漫画といえば、森田まさのりの「ろくでなしBLUES」と梅澤春人の「BØY」である。まあ、二大も何も他にめぼしいヤンキー漫画が無いといったらそれまでだが さておき、そんな二大ヤンキー漫画の…

ドラマ化された短期終了作品

これまでも何度となく触れたが、今から三十八年前の本日11月20日に発売されたジャンプ84年51号で「DRAGONBALL」の連載が開始され、ジャンプの黄金期が始まった。そこで今回はその記念すべき号に掲載されていた短期終了作品を紹介したい ガクエン情報…

黄金期ジャンプ短期終了作家列伝 その3

ジャンプの短期終了作品ではなく、その作家の方にスポットを当てる短期終了作家列伝、その第3弾はエロとグロ、そしてバイオレンスに溢れた作風で当時の読者に多大なインパクト与えた巻来功士である shadowofjump.hatenablog.com shadowofjump.hatenablog.co…

あの作家もジャンプ作家だった

以前から何度か触れたが、当ブログで定義するところのジャンプ黄金期は84年51号から96年27号までの間であり、期間中に誌面を飾った連載作品数は黄金期以前からの継続作品も含むと168になる。そして、168の作品の中には「DRAGONBALL」や「SLAM …

メジャー作の末裔

今回も前回、前々回に引き続き良作なのに売り上げが奮わなかったキャラゲーを紹介したい それはこちらの作品だ キャプテン翼 94年9月30日発売 いや、「キャプテン翼」のゲームは自分もプレイした事があるし、続編が何本も発売されているのだから売れて…

HUNTER×HUNTER連載再開記念

ご存じの方も多いと思うが昨日発売されたジャンプ47号で実に三年十一カ月ぶりに冨樫義博の「HUNTER×HUNTER」の連載が再開された。どうせまた三カ月程度で休載だろうと冷ややかな思いを抱いているのは私だけでは無いだろうが、それでも新作を読めるのはうれ…

トンビから生まれたタカの悲哀

以前当ブログで「ファミコンジャンプ英雄列伝」を紹介した際、同作品も含めてキャラゲーはクソゲーばかりだと述べた。だが、全てのキャラゲーがクソゲーという訳ではなく、中には良作ながらもキャラゲー=クソゲーというイメージのせいで売り上げが奮わなか…

金田一少年にもコナンにもなれなかった者たち

ご存じの方も多いと思うがジャンプは黄金期が終了した翌年の97年にはマガジンに発行部数を抜かれ、02年に奪回するまでその下に甘んじる事になった。その理由はジャンプが「DRAGONBALL」、「SLAM DUNK」の二大看板を失って全体的に連載作品が小粒になった…

昭和のGTO

黄金期ジャンプの短期終了作品を紹介しようと始めた当ブログも気付けば明日で開設してから丸二年になる。こんなブログを続けているのだから改めて言う事でも無いが、私は短期終了作品が好きだ。それは即ち読者アンケートが芳しくない作品を好きだという事で…

早すぎた変節

以前「タイムウォーカー零」を紹介した時にも触れたが、元々冒険活劇だった「DRAGONBALL」がいつの間にかバトル漫画になったように、作品をジャンプのカラーに合うよう改変する事をジャンプナイズと言い、これによってジャンプを代表する人気作が幾つも生ま…

世にも奇妙なえんどコイチ

8月もあと一週間余りで終わりである。まだまだ残暑は厳しいものの私の住む地域では夜は過ごしやすくなり、セミの鳴き声に混じって鈴虫の鳴き声も聞こえてくるようになってきて、ゆっくりながらも着実に秋の訪れを感じる今日この頃だ という訳で、今回は少し…

ラブコメ-ラブ-コメ=

最近、という程最近でもないが、ラグビーのW杯が日本で開催されて以来、選手が一般メディアやTVCMにちょこちょこ登場したり、BSではあるがレギュラーのラグビー情報番組が開始したりとラグビーが急激にメジャースポーツ化した感がある と言っても、以前はマ…

文字通り伝説となった物語

前回「大相撲刑事」を紹介した時に話の枕として大相撲の話題を出して呑気に優勝争いについて語っていたが、その後、日が進むごとに次々と休場者が出てえらい事になるとは思いもよらなかった。まったくコロナとは怖ろしいものである さておき、今回はその際に…

相撲ブームが生んだ怪作

今日現在、大相撲名古屋場所は十日目を迎え、既に無敗どころか1敗の力士すらなく優勝争いが混沌としてきている。…などと書くと鋭い方は先読みして、さては今回紹介するのは相撲漫画の「力人伝説 鬼を継ぐ者」だなと思うかもしれない 外れである 今回紹介す…

ACEを狙え

先日行われたウインブルドンは、女子はリバキナの、男子はジョコビッチの優勝で幕を閉じた。などと言った場合、多くの人は程度の差はあれど「ああ、テニスの大会の事だな」と理解するだろう。これが例えば少し話題が古いが、スーパーボウルはラムズが勝利し…