黄金期ジャンプの影

主にジャンプ黄金期の短期終了作品について語ります

短編集

短編集は高騰しているのか

前回当ブログでは短期終了作品の単行本がプレミア化している事を私が買い集めた時の値段を絡めて述べたが、今回はもう1つ私が集めている短編集の状況について軽く触れてから1冊の短編集の紹介をしておこうと思う 私が購入している範囲での話しか出来ないが…

絆の短編集

前回の当ブログの手塚・赤塚賞受賞作品集2の紹介記事で、収録作品のうち数作品については他の単行本にも収録されていると述べたが、今回紹介するのはその内の1冊だ shadowofjump.hatenablog.com ポケットに聖書を 浅美裕子 因みに上の画像のように浅美裕子…

戦争とジャンプ

本日8月15日は終戦記念日であり、広島に原爆が投下された8月6日の原爆の日から本日にかけてのこの時期には毎年毎年戦争特集が数多く組まれているのは皆もご存じであろう 不謹慎な話であるが私は若い頃、特に学校に通っていた年頃には、「毎年毎年この時…

やはりコロコロ向けだった?

前回当ブログではやぎはし正一の「アニマル拳士」を紹介した shadowofjump.hatenablog.com そこで今回は同作者の短編集であるこちらを紹介したい 光の戦士 やぎはし正一 作者自画像(アニマル拳士より) 作者の経歴については前回の記事を参考にされたし 本…

手塚賞入選作を読む

当ブログでは前回、手塚賞入選者についてを記事にしたが、今回はそのうちの1人の手塚賞入選作を含む短編集を紹介したい それはこちらの短編集だ 21世紀の流れ星 岸大武郎 作者自画像 そう、85年上半期に「水平線にとどくまで」で入選を果たした岸大武郎…

あの作家の最後のジャンプコミックス

さて、今回紹介するのは「3年奇面組」及び、その主人公たちが高校に進学した事でタイトルを変更した「ハイスクール!奇面組」で人気を博した新沢基栄の単行本である shadowofjump.hatenablog.com 新沢基栄といえば以前「ボクはしたたか君」の紹介記事で触れ…

黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男 番外編

当ブログでは前回まで3回にわたって黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男である次原隆二の短期連載作品群を紹介してきた shadowofjump.hatenablog.com ところで、次原隆二は連載作品だけじゃなく読切作品も多く、黄金期における掲載数は8本もあって…

羽化へのプロセス

以前当ブログで紹介した作品の1つにかずはじめの「MIND ASSASSIN」がある。同作品はジャンプに求められるような派手なエンタメ性に欠けた為に28話で終了してしまったが私好みの読ませる作品であった shadowofjump.hatenablog.com なので、作者の新連載作…

知られざるルーツ

あまり注目されていないが本日9月28日は「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(以下「ダイの大冒険」)を原作としたゲームソフトの「インフィニティストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の発売日である 説明の必要もないとは思うが「ダイの大冒険…

ファンタジーバカ一代

個人的な話であるが先週の金曜日5月12日に「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」を購入して現在絶賛プレイ中である 思えば私が初めて「ゼルダの伝説」シリーズに触れたのは初代で、それ以来四十年近くの付き合いになるものの、シリーズを全部プレイ…

ルーツを読む

改めていう事でもないが私は黄金期ジャンプの短期終了作品が好きで単行本を集めている。そして、実は他にもう1つ好きで単行本を集めている漫画がある それは、やはり黄金期ジャンプに掲載歴のある漫画家の短編集である 黄金期以前の漫画家も一部混じってい…

昭和は遠くなりにけり

今から三十八年前の本日9月13日は、野球漫画の金字塔である「キャプテン」や「プレイボール」などの作者としてお馴染みのちばあきおが亡くなった日だ。という訳で今回はちばあきおの作品集であるこちらを紹介したい 校舎裏のイレブン ちばあきお 作者は夜…