黄金期ジャンプの影

主にジャンプ黄金期の短期終了作品について語ります

2020-01-01から1年間の記事一覧

大掃除

先日大掃除ついでにここで紹介する本を探して部屋を漁ってみたら色々出てきたのでその中から変わり種を紹介したい。少し前にも軽く漁ってみたけど、その時より本腰を入れたので腰を痛めたし、何か見つける度に手を止めて見入ったりしてたので物凄く時間が掛…

意外と不遇な人気スポーツ

日本で一番人気があるスポーツと言えば野球である などと言ったら「サッカーだろが」と反論があるかもしれない。しかし少なくともジャンプの黄金期においては野球だと断言する。何せ日本でサッカーが一気に人気スポーツになったのは所謂ドーハの悲劇あたりか…

絶滅危惧種の応援団漫画

現在大学や高校の応援団は全国的に存続の危機にあるという。ただでさえ少子化で生徒数が減っているうえに厳格な雰囲気が敬遠されて、各校で応援団が消滅したり、存続はしていても団員の数は僅か数人という有様だそうだ とは言え、それは現在に始まった事では…

最も期待された短期終了作品

今回紹介するのは、データで見る黄金期ジャンプの記事で少し触れたコレだ CYBERブルー(88年52号~89年32号) 原哲夫 BOB&三井隆一 コンビニコミックみたいなカバーデザインだ 本作品を紹介する前にまずこれを見て貰おう 連載初週から2話連続で巻頭…

データで見る黄金期ジャンプ3

今回も引き続き黄金期ジャンプのデータを見ていきたい 今回見るのは巻末に掲載された回数ランキングである 巻末に掲載される作品なんてのは基本的に人気の無い作品だから、これまで紹介した巻頭や3番目の回数ランキングと違ってこれは短期終了作品が独占す…

データで見る黄金期ジャンプ2

前回に引き続き黄金期ジャンプのいろいろなデータを見ていきたい まずは黄金期間中のジャンプで掲載順が3番目だった事が一番多い作品である なんで3番目なんだ?と疑問に思う方もいるかもしれないが、説明の前にまずベスト10を見て貰おう 1位 DRAGONBAL…

データで見る黄金期ジャンプ

今日から一週間前の11月20日という日付けは84年51号で「DRAGONBALL」の連載が開始された日、つまりジャンプの黄金期が始まった日であるという事は以前の記事で触れた では、本日11月27日はジャンプにとってどういう日かというと、86年にFCソフ…

優し過ぎる物語の不完全燃焼な結末

今回紹介する短期終了作品はコレだ くおん…(86年42号~52号) 川島博幸 余談ではあるが、本作品は当時から好きだったものの何故か単行本を購入しておらず、今回紹介するにあたってオークションで落札したものである 本作品の作者である川島博幸は84…

黄金期の始まりを振り返る

本日11月20日という日はジャンプにとって非常に重要な意味を持つ日である。というのも今を遡る事三十六年前に発売された週刊少年ジャンプ84年51号でDRAGONBALLの連載が開始された日であり、それは同時に(私が定義するところの)ジャンプの黄金期が…

どう考えてもアレの影響

開運!なんでも鑑定団というTV番組を知らないという人はあまり多くないだろう 知らない人の為に一応説明しておくと、ゲストや応募者が自分の宝物を披露し、それを専門家が鑑定して値段をつけるという二十年以上も続いているバラエティ番組で、TV離れが進んで…

短期終了作品は質の劣っている作品なのか?

以前私は「短期で終了してしまったとしても黄金期のジャンプで連載を持つ事が出来ただけでも大したものだ」みたいな趣旨を述べた事がある しかし、それを聞いたとしても「と言っても、所詮はすぐに打ち切りを食らった質の劣っている漫画だろう」と思う人もい…

翼だけではない

突然ですが質問です 高橋陽一といえば何を思い浮かべるでしょうか? え?キャプテン翼? でしょうね。ではその他に何を思い浮かべるでしょうか? え?無い? …でしょうね などと勝手に脳内で連想ゲームを繰りひろげてみたが、実際それ以外のものを思い浮かべ…

黄金期ジャンプ唯一のジャンル作品

現代日本において漫画が好き、若しくは好きだったという人はかなりの数になると思われる。だが、そんな人でも全ての漫画が好きという人は少数で、大概はジャンルで好き嫌いが分かれるのではないだろうか かく言う私にも当然好みのジャンルというものはある。…

悲しき性

私は短期終了作品が好きだ といっても別に短期終了作品だから好きだという下卑た趣味をしている訳では無く、私の好きな作品が結構な確率で短期で終了してしまうという話である。そういう意味では私の趣味は歪んでいるのかもしれない そしてその歪みは漫画に…

桂正和の懊悩

桂正和 黄金期の初頭においてはウイングマン、半ばにおいては電影少女、後期においてはDNA²、黄金期終焉後もI''sと映像化された作品を連発した同氏はジャンプを語るうえで欠かす事の出来ない漫画家の1人と言えるだろう コンスタントにヒットを飛ばしている…

三大少年漫画誌と私

三大少年漫画誌という言葉がある 言うまでもなくジャンプ、マガジン、サンデーの事だが、ジャンプについてはこんなブログを書いているくらいだから当時私がどれだけ愛読していたのか改めて語る必要はないだろう では、他の2誌についてはどうだったかという…

小畑健 ジャンプに見参!

ヒカルの碁、DEATH NOTEにバクマン いずれも黄金期終焉後のジャンプ連載作品ではあるがTVアニメ化されるなど人気の作品であるから、例え黄金期終焉後はジャンプを離れたという人でも全てを知らないという人はいないのではなかろうか 今回はその3作品で作画…

短期終了作品ノスゝメ

私が今更ながらに黄金期ジャンプの短期終了作品を紹介している理由は、これらの作品の中に私の好きなものが少なからずあるからだ。故にこれら短期終了作品が殆ど顧みられる事のない、顧みられたとしても打ち切り漫画などと笑いものにされるという現状には少…

追悼

本日、まつもと泉氏が無くなったとの報が入りました 氏はジャンプにきまぐれオレンジ☆ロードを連載しており、当時ガキだった私は氏の描く女性キャラの魅力に少なからず興奮を覚えたものでした ここにご冥福をお祈りいたします ちなみに私はまどか派でもひか…

ある意味ジャンプ黄金期を象徴する作品

先日、Hondaが2021年をもってF1事業から撤退するというニュースが発表された 15年に復帰以降当初はなかなか結果を出せずにいたものの、19年には復帰後の初勝利を挙げるなど3勝、今年もこれまで既に2勝を挙げるなど好調で、近いうちにコンストラク…

おせーよ〇河屋

前回の記事で併せて紹介しようと思って注文した疾風のジークが今日ようやく届いたわ 支払方法に銀行振り込みを指定した分余計に時間が掛かったという面もあるけど、そもそも代金振り込み依頼のメールが来るまで6日もかかったぞ

ダイの大冒険放送記念?

本日10月3日はジャンプ黄金期を代表する作品の1つであるダイの大冒険の再アニメ化版第1話の放送日である。まあ、私の住んでいる地域はテレ東が映らないので後日ネットで見る事になるのだが… それを記念して今回はダイの大冒険に因んだ?作品を紹介した…

せっかくだからジャンプ史上最大部数を記録した号を振り返る

前回のBAKUDANの記事に画像を載せる為に1995年3・4号を引っ張り出したので、せっかくだから読み返してみたいと思う。こういう機会でもないと読み返す事もないだろうし 記念号の表紙だというのにぬいぐるみの出来が悪すぎる… 最盛期とあってプレゼント…

日本で一番読まれた短期終了作品

今回紹介するのはジャンプ史上最大にして日本漫画史上最大の発行部数を記録した1995年3・4号に掲載されていた短期終了作品、即ち日本で一番読まれた短期終了作品である 画像はオリジナルではなく復刻版です この号に掲載されている短期終了作品は2本…

クローゼット発掘記

このブログの為にクローゼットの奥にしまい込んだ単行本を探したら当時UFOキャッチャーでとったこんな者もでてきたのでついでに紹介 タグを見ると1994年とあり、26年ぶんのホコリと変色で酷い有様だったわ 湘北5人衆。魚住とDr.Tもあったけどあまりに…

あの超有名漫画家の連載デビュー作

当ブログで最初に紹介する記念すべき短期終了作品はこちら カメレオンジェイル(89年33号~89年44号) 悲しい事ではあるが短期終了作品は総じて知名度が低く、当時読んでいた人々でさえ忘れてしまっているという作品も少なくないが、本作品はそんな…

はじめに

週刊少年ジャンプ 71年にマガジンを抜いて発行部数日本一の座について以降、現在まで一時的に奪回された事はあるものの長い間その座に君臨し続けている名実共に日本一の漫画雑誌である 誌面を彩る連載陣はいつもその時代を代表するような漫画揃いであるが…