黄金期ジャンプの影

主にジャンプ黄金期の短期終了作品について語ります

孫悟空になれなくて

ご存じの通りジャンプの黄金期は「DRAGONBALL」と「SLAM DUNK」の二大看板が牽引していたのだが、両者のうちでもジャンプにより強い影響を与えたのは黄金期の始めから連載していた、というよりその連載開始こそが黄金期の始まりを告げ、ジャンプ=バトル漫画…

ジャンプ黄金期の第6期を掘り下げる

今回はジャンプ黄金期を連載作品の入れ替わりサイクル毎に掘り下げる記事の第6弾を shadowofjump.hatenablog.com shadowofjump.hatenablog.com 第6期は85年51号から86年13号までで連載作品は以下の通り。例によって並び順は連載開始順で連載回数も…

手塚賞準入選作と佳作も読む

当ブログでは前々回に手塚賞入選作家たちのその後を、前回は手塚賞入選作家の入選作を含む短編集の紹介をしてきた。となると、入選作だけではなく準入選作や佳作の作品、ついでに赤塚賞の方も気になってくるのが人情ではないだろうか。…気になってこなくても…

手塚賞入選作を読む

当ブログでは前回、手塚賞入選者についてを記事にしたが、今回はそのうちの1人の手塚賞入選作を含む短編集を紹介したい それはこちらの短編集だ 21世紀の流れ星 岸大武郎 作者自画像 そう、85年上半期に「水平線にとどくまで」で入選を果たした岸大武郎…

選ばれし者は意外と大成しない?

前回当ブログで紹介した「古代さん家の恐竜くん」の作者である新沢基栄と先日亡くなった鳥山明。スケールは違えど何れも連載作品がアニメ化されるなどジャンプ黄金期に存在感を放った作家であるが、実は両者には共通点があるのをご存じだろうか それは、手塚…

あの作家の最後のジャンプコミックス

さて、今回紹介するのは「3年奇面組」及び、その主人公たちが高校に進学した事でタイトルを変更した「ハイスクール!奇面組」で人気を博した新沢基栄の単行本である shadowofjump.hatenablog.com 新沢基栄といえば以前「ボクはしたたか君」の紹介記事で触れ…

Mr.ジャンプに黙祷を

ご存じの方も多いと思うが本日、鳥山明が急性硬膜下血腫で3月1日に死去していたとの報が入った。同氏の作品である「DRAGONBALL」はジャンプ黄金期の象徴であったのみならず、それ以前に描いた「Dr.スランプ」もまたジャンプの躍進に大きく貢献しており、Mr…

つよしハッスルしなさい

今回紹介するのは、かつて重いテーマの作品で読者に強い印象を残した作者によるこちらの作品だ ハッスル拳法つよし(86年37号~46号) ひらまつつとむ 作者の経歴についてはこちらを参考にされたし shadowofjump.hatenablog.com そして「飛ぶ教室」の…

ジャンプ黄金期の第5期を掘り下げる

ジャンプ黄金期を連載作品の入れ替わりサイクル毎に掘り下げる記事の第5弾を shadowofjump.hatenablog.com shadowofjump.hatenablog.com 第5期は85年39号から86年1・2号までで連載作品は以下の通り。いつものように並び順は連載開始順で連載回数も…

黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男 番外編

当ブログでは前回まで3回にわたって黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男である次原隆二の短期連載作品群を紹介してきた shadowofjump.hatenablog.com ところで、次原隆二は連載作品だけじゃなく読切作品も多く、黄金期における掲載数は8本もあって…

黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男 その3

今回も黄金期ジャンプで最多、実に6つもの作品を連載した作品の片割れである次原隆二の短期終了作品を紹介したい 前々回に紹介した2作品は自身の代表作である「よろしくメカドック」の影響が色濃い自動車、バイク漫画2作品で、その路線が挫折して方向転換…

黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男 その2

前回に引き続いて黄金期ジャンプで最も多く、実に6つもの作品を連載した2人の漫画家の片割れである次原隆二(もう1人は桂正和)の短期終了作品を紹介したい shadowofjump.hatenablog.com 前回紹介した2作品は自身の代表作である「よろしくメカドック」の…

黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男

黄金期ジャンプにおける最長連載記録を持つ作家は「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を連載していた秋本治だという事は前回当ブログでも触れたし、別に当ブログで触れなくとも周知の事実であろう では、黄金期ジャンプにおいて最も多くの連載作…

黄金期ジャンプ史上最短連載作品

さて、問題です 黄金期ジャンプにおいて最長連載記録を持つ作家は誰でしょう? 答えは勿論「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を連載していた秋本治である 同作品は黄金期ジャンプの始まりから終わりまで通して連載が続いた唯一の作品であるだけ…

看板作家が絶賛した作品

来月にはもう大概の人は気にしなくなると思うが今年の干支は辰、つまり竜である そういう訳で今回は竜に関係する作品を紹介したい。といっても、新年早々に触れた「DRAGONBALL」や「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」ではなく、こちらのタイトルだ 恐竜大紀行…

謹賀新年

今年は辰年 そして「DRAGONBALL」連載開始四十周年記念という正にドラゴンイヤーである

大掃除がてら昔のゲーム機の起動チェックをする その2

腰が痛くて中断した昔のゲーム機の起動チェックの続きを。実はまだ腰が治りきっていないのだが、出しっぱなしのゲーム機が部屋を占拠しているので早いところ整理しなければ邪魔でしょうがないのだ。なお、前回言い忘れたが、変換器の関係上本来画面比が4:…

大掃除がてら昔のゲーム機の起動チェックをする

私はこんなブログをやっている事からもわかるだろうが、これまで黄金期ジャンプの短期終了作品をはじめとする漫画に多大な時間とお金を費やしてきた そして、漫画と同じくらい多大な時間とお金、いや、お金に関しては明らかにもっと多くを費やしてきたのがTV…

手にいれろ! DRAGONBALL3 「ドラゴンボール3悟空伝」攻略 最終章

前々回、前回に引き続き「ドラゴンボール3悟空伝」の攻略を shadowofjump.hatenablog.com shadowofjump.hatenablog.com ピラフ一家を倒した所から再開。まずは左上に向かい西の都へ。人調べるでブルマと話すと世界武道選手権大会の優勝トロフィーにドラゴン…

さがそうぜ! DRAGONBALL3 「ドラゴンボール3悟空伝」攻略 その2

前回に引き続き「ドラゴンボール3悟空伝」の攻略を shadowofjump.hatenablog.com 亀仙人に筋斗雲(または子ガメラ)を貰った所から再開。まずは左に進んで西の都へ 南に移動して人、耳、と調べてウサギ団と戦闘。更に西に移動して建物を調べてもう一度、入…

つかもうぜ! DRAGONBALL3 「ドラゴンボール3悟空伝」攻略

さて、いつものようにゲームの紹介記事の後は攻略を。という訳で今回から「ドラゴンボール3悟空伝」の攻略を始める。なお、ゲーム中ではカナで表記されている固有名詞については見辛い為に漢字に変えている事を予め断っておく 早速攻略に入る前に1つ注意点…

色は褪せども

毎年言っているが、今から三十九年前の本日11月20日は「DRAGONBALL」の連載が開始された日であり、ジャンプの黄金期が始まった日だ。そして、言うまでもない事だがその事実は「DRAGONBALL」こそが黄金期ジャンプの象徴だという証である という訳で今回は…

羽化へのプロセス

以前当ブログで紹介した作品の1つにかずはじめの「MIND ASSASSIN」がある。同作品はジャンプに求められるような派手なエンタメ性に欠けた為に28話で終了してしまったが私好みの読ませる作品であった shadowofjump.hatenablog.com なので、作者の新連載作…

本宮歴史漫画の原点

改めて言うまでもないが、前回まで当ブログで攻略記事を書いたFC版「天地を喰らう」の原作は、三国志をテーマにした歴史漫画でタイトルも同じ「天地を喰らう」である そしてその作者である本宮ひろ志は他にも項羽と劉邦をテーマにした「赤龍王」や、他にもジ…

天も地も喰らいつくした FC版「天地を喰らう」攻略 最終章

前回、前々回に続きFC版「天地を喰らう」の攻略を。蜀を平定したところから再開 shadowofjump.hatenablog.com shadowofjump.hatenablog.com 北は曹操、東は孫策、そして西は自分が帝を補佐して治めるからしばらくは戦もないだろうと判断した劉備は要所のケイ…

天地を喰らいつくせ FC版「天地を喰らう」攻略 その2

前回に引き続きFC版「天地を喰らう」の攻略を。ナンヨウで袁術を倒した所から再開 shadowofjump.hatenablog.com 後で必要になるので右上の方にいる人物からぎんのかぎを購入しておく事。また、その少し左を調べるとけんが入手できる。そして役所で劉備を呼び…

天地を喰らいまくれ FC版「天地を喰らう」攻略

当ブログでゲームの紹介記事を書いたからには、やはり攻略もしなければなるまい。という訳で今回から「天地を喰らう」の攻略をしていきたいと思う 早速具体的な攻略に取り掛かる前に、まずは本ソフトの特徴的な仕様と、それ故に注意すべき点を挙げていきたい…

ダイの代原稿

前回当ブログでは「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」を原作とした「インフィニティストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の発売記念と言いつつゲームの方の紹介はサッパリしていなかった そこで今回はゲームの方も紹介したい。と、当初は考えていた…

知られざるルーツ

あまり注目されていないが本日9月28日は「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(以下「ダイの大冒険」)を原作としたゲームソフトの「インフィニティストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の発売日である 説明の必要もないとは思うが「ダイの大冒険…

二刀流男のラグビー漫画

現在ラグビーのワールドカップが絶賛開催中である 前後にバスケットボールのワールドカップやバレーボールの五輪予選など大きなスポーツイベントと日程が被る事や期間中に阪神タイガースのセリーグ優勝が決定した事、そして自国開催じゃなくなった事などから…