黄金期ジャンプの影

主にジャンプ黄金期の短期終了作品について語ります

幻のグリードアイランドを攻略する その3

 前回、前々回に引き続き「HUNTER×HUNTER幻のグリードアイランド」の攻略を。廃棄都市の攻略を完了したところから再開

 

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 雪原には港町以来の町であるセダン町があるので、まずは防具のライトガードを全員ぶん揃えたい。あと、雪原のダンジョンの中にはアクセサリーの防寒コートがないと少しずつHPが減っていくところがあるので攻略には防寒コートが必須級だが、すぐ後で入手できるので購入する必要は無い。そして、新たな念能力をおぼえられるので聖女の看護よりもHP回復量の高い天使の息吹をおぼえさせると楽になる。また、酒場でバショウから依頼をうけられる。特にうける必要もないと思うが、別に意識していなくても勝手にクリアできると思うのでうけて損はない

 

 雪原最初のダンジョンはセンダ雪原。アクセサリーに防寒コートを装備していないとカイトが登場して人数分の防寒コートをくれる。が、そのまま去って行って仲間には出来ない。仲間にする条件は攻略本には書いてないが、自分が仲間にした状況から推測すると仲間に空きがある状態で雪原のどこかのダンジョンに入る事では無いかと思われる。また、ここと砂漠のセクドロ砂漠をクリアすると密林帯に行けるようになる

 

 キタモリ遺跡。カミ洞窟のカギの1つがここに落ちている。また、中ボスのクモイドリを倒せばバショウの依頼をクリアできる

 

 キタヤマ遺跡。トッポイを倒すとネオンのお願いをクリアするのに必要なトッポイのヒゲが入手できる

 

 アカノ洞窟。4人いないと先に進めない。また、4階にアイテムが固まって落ちているところがあるが、偽物が混じっていて罠だったりモンスターが沸いたりするので注意

 

 シロノ雪原。このダンジョンは密林帯のクロス洞窟で地図を入手しないと行けるようにならないので先に密林帯の攻略を。そんなに勿体つけた割には特筆すべきところもないのだが、攻略本によるとラストダンジョンを出現させるのにはクリアが必須だという。これで雪原の攻略は完了

 

 密林帯最初のダンジョンはギロフ密林。ポンズがいて仲間にできる。武器の射程が3とポックルに次ぐ長さだが、パラメータはポックルより更に微妙なので2人揃って運用するのは難しい

 

 ノロ遺跡。ポックルが仲間にいる場合勝手に離脱する。カミ洞窟のカギの1つあり。また、このダンジョンをクリアすると火山地区に行けるようになるので、先にクサツ町に行って装備と新たな念能力を揃えるのも良い

 

 ノロド遺跡。中ボスのツリークを倒すとネオンのお願いをクリアするのに必要なアイテムの1つであるツリークの腕木を入手できる

 

 クロス洞窟。万能てんぷら粉を探しているというメンチが登場し、依頼と共に入手するまで一緒に行動=仲間にするよう持ち掛けてくる。断ると万能てんぷら粉を落とすコムギーが出て来ないうえ、ダンジョンに入り直してもメンチが再登場しないのでどうしたらいいかわからずリセットするハメになってしまった。未だに対処法がわからないので同行を断らない方がいい。メンチは万能てんぷら粉を入手した瞬間にシロノ雪原の地図を置いてとっとと抜けて二度と出て来ない。これで密林帯の攻略は完了

 

 と、本当は今回でゲームクリアまで攻略するつもりだったのだが、ラストダンジョンで苦戦して未だクリア出来ていないのでここまでにして続きは次回に

幻のグリードアイランドを攻略する その2

 前回に引き続き「HUNTER×HUNTER幻のグリードアイランド」の攻略を

 

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 港地区の攻略を完了したところから再開。砂漠と湿地帯に行けるがまずは砂漠から攻略する事にする。先に断っておくが、当記事では同一エリアのダンジョンはまとめて攻略しているが別に記事通りの順番にやる必要は無いし、私自身もやってない。むしろ効率を考えた場合、記事通りにやらず先に湿地帯をクレイド遺跡まで攻略して廃棄都市に行けるようにし、スズノビルを攻略して雪原に行けるようにしてセダン町で新たな防具と念能力を揃える方が良い

 

 砂漠最初のダンジョンはハイ砂漠。レオリオが登場して仲間にできる。レオリオは消費AP10でHPを回復できる応急手当を持っているが初期APが30しかないので回復要員としては微妙。また、4階にいるガルガを倒すとネオンのお願いをクリアするのに必要なアイテムの1つであるガルガの羽を入手できるが、この時点では勝ち目は薄い。近づかなければガルガは動かないのでクリアを優先して倒すのは後回しにするのも手である

 

 続いてハイドオアシス。シクラメンを倒すとネオンのお願いをクリアするのに必要なアイテムの1つであるシクラメンの蕾を入手できる。また、どこかにカミ遺跡のカギの1つも落ちている

 

 セクド遺跡。レオリオが仲間になっている場合、行き倒れを介抱すると世話の為仲間から離脱する。中ボスはリールベルト。因みにモンスター系の中ボスはダンジョンに入り直す度に復活するが、ハンターの中ボスは一度倒すと復活しない

 

 セクドロ砂漠。4人じゃないと1階の扉が開かず先に進めず2階の落とし穴で仲間がバラバラにされて単独行動を強制されるので、ここから先は後回しにしても良い

 

 バグ遺跡。このダンジョンはセンリツの依頼をクリアする事で行けるようになる。5階に謎の手紙。これにて砂漠の攻略は完了

 

 続いて湿地帯の攻略。まずはミツミ湿地から。ポックルがいて仲間にできる。原作では影が薄いキャラだが、このゲームにおいてはパラメータは微妙なものの仲間の中で唯一武器の射程が5もあり後方から援護射撃してくれるので最も有能な仲間と言える。特に自分が最初の武器選択でショートボウを選ばなかった場合は仲間にしておきたい。また、バナナワニを倒すとネオンのお願いをクリアするのに必要なアイテムの1つであるバナナワニの牙を入手できる

 

 カツミ湿地はただの中継点で特筆すべきものはないので割愛してクレイド屋敷。クラピカが登場して仲間にできる。仲間としては可もなく不可もなくといった感じなので好みで。3階にはチョイ役なのにやたら印象に残るクイズババアが原作通りにクイズを出題、正解だとアイテムが貰えて不正解だとモンスターが出てくる。4階にはセドカンが爆弾を仕掛けていて、100ターン以内に多くの偽物の中から本物を見つけないと爆発して戦闘不能扱いになる。セドカンを倒すと本物の爆弾の場所を教えてくれるがそれでも間に合わない事も。また、ここをクリアすると廃棄都市に行けるようになるので、上記のように先に廃棄都市のスズノビルをクリアして雪原にいけるようにしてセダン町で装備と新たな念能力を揃えるほうが楽である

 

 アール遺跡。カストロがいて仲間にできるが思ったほど強くない。また、カミ洞窟のカギの1つが落ちている


 アプ塔。サダソがいて仲間にはならないが勝手についてくる。サダソは最後にアイテムを独り占めしようと抜け駆けするが、アイテムの目の前にある落とし穴に掛かって自滅する。なお、落とし穴は自分や仲間も引っ掛かるので注意

 

 アプ塔地下。攻略本だとこのダンジョンにはネオンのお願いをクリアすると行けるようになると書いてあるが、実際はクリアしなくても頼まれたアイテムをある程度入手して渡すと行けるようになる。6階に謎の手紙その2。これにて湿地帯の攻略完了

 

 廃棄都市の最初のダンジョンはスズノビル。ギドとメリトと中ボスが2体いる。メリトを倒すとネオンのお願いをクリアするのに必要なメリトのしっぽを入手できる。また、ここをクリアすると雪原に行けるようになる

 

 タウン地下街。攻略本によると千耳会の依頼を35以上クリア、且つ、仲間が2人以下だとここでヒソカを仲間にできるというが、千耳会の依頼はクソダルい上、報酬も大した事が無くやる価値がゼロなのでどうしてもヒソカを仲間にしたい人以外は無視して良い。一応私はヒソカを仲間にする為に結構頑張ったのだが、レイスの呪いという依頼がクソ過ぎてクリアできず、しかもキャンセルが不可で別の依頼をうけられないというクソ仕様なので断念してゲーム攻略自体も断念しそうになった。あとカミ遺跡のカギの1つがある

 

 ジェル工場。ベルトコンベアとワープトラップとスイッチ扉という単体でもクソなギミックが総登場するクソダンジョン中のクソダンジョン。ただでさえストレスが溜まるのに途中でやられてやり直しになったら余計ストレスが溜まるので、楽にクリアできるほど装備を強化するまで後回しにした方が精神衛生的に良い

 

 ジェル屋敷。フウセンカバを倒すとネオンのお願いをクリアするのに必要なフウセンカバの耳が入手できる。これで廃棄都市の攻略は完了

 

 以上で今回はここまでにして続きは次回に

幻のグリードアイランドを攻略する その1

 前回「HUNTER×HUNTER幻のグリードアイランド」を紹介したので、いつものように今回から同ソフトの攻略を開始して最後に改めて評価を下したい

 

 

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 なお、攻略にあたってはVジャンプブックスの攻略本を参考にさせて頂いた事を断っておく。因みになぜ2冊あるのかというと、以前紹介した「BASTARD‼虚ろなる神々の器」の攻略本を探していたところ、既に持っている本ソフトの攻略本とのセット売りが一番安かったからである

 

 という訳で攻略開始。まず名前を入力してから武器を選ぶ事になるのだが、いきなりこれが重要な選択肢となる。というのも、ここで選んだ武器は二度と変更が不可能であるからだ。私は攻撃力が高いという事で刀を選んだが、後になって考えると遠距離攻撃が出来るショートボウの方が良かったと少し後悔した

 

 そして次に原作でもお馴染みの判定方法で念能力の系統がランダムで決定されるのだが、ここも重要、というか最重要ポイントでこだわりがなければ特質系にするまでリセットするべきである。何故なら他の系統の念能力は自分の系統と違っていてもおぼえる事が出来るが、特質系だけは自分も特質系じゃないとおぼえられないからだ

 

 目覚めると記憶喪失になっていてここがどこかもわからない主人公。とりあえず近くの港地区の港町のハンター協会に行くと協会の助力を得るにはユニ平原をクリアしないといけないという

 

 という事でユニ平原。先に断っておくが、各ダンジョン毎にこの敵に注意とか細かいアドバイスはしない。そんな事はプレイすればわかるし、わかったとしても基本的に殴り倒すしかないからだ

 さておき、入るなりウイングが登場、仲間にする事が出来る。ウイングに限らず仲間が戦闘不能になっても自分さえ健在なら探索を続けられるが、仲間が健在でも自分が戦闘不能になると終わりなので危ない時は仲間に任せて自分は敵から離れよう

 ただ、注意すべきはこのゲームでは経験値はキャラ別に入る為、仲間に任せっぱなしだと自分のレベルが上がらずそのまま先に進んでしまうとふとした時にアッサリやられてしまうし、逆に仲間を放っておいて自分ばかりレベルを上げて先に進むと仲間が使い捨ての盾にしかならず敵に囲まれた時に手数が足りずやられてしまうので、多少面倒くさいが自分のレベルアップを優先しながらも時には自分だけで充分な敵でも仲間のレベルアップの為に敢えて仲間に任せよう

 

 そしてもう1つ注意すべき点がある。前回の紹介記事でも触れたが、このゲームにおいては念能力は魔法のようなもので途中で新たな能力をおぼえる事も出来る。そしてその為にはNPというポイントが必要となり、NPは念能力を使用する毎に溜まっていくのだが、普通にプレイしていると溜まりが遅くてなかなかおぼえられない。なので、これも面倒くさいが余裕がある時に念能力をカラ打ちしてNPを貯めて出来るだけ早く仲間全員にHP回復能力である聖女の看護をおぼえさせたい

 

 さておき、ユニ平原をクリアするとゴンとキルアを仲間にする事が出来ると共にカミ洞窟に行けるようになる。以後も基本的にダンジョンをクリアしたら次のダンジョンに行けるようになるの繰り返しでゲームは進む。ダンジョンから持ち帰ったアイテムについては有用な装備品以外は売り払って、早いうちに港町で購入できる最強の防具であるエッジウェアを仲間全員分揃えたい

 また、ハンター協会が利用出来るようになるので早速行って依頼を見てみるとセンリツからの依頼がある。因みに千耳会からの依頼としてまとめられている依頼は報酬が貰えるだけなので別にやる必要は無いが、ヒソカを仲間にするには依頼を沢山クリアする事が条件なのでヒソカを仲間にしたいなら必須となる

 

 酒場に行くとセンリツから調和のタネを16個入手するよう頼まれる。調和のタネはどこのダンジョンにも落ちているし、急いでやる必要もないので別に意識せずともそのうちクリアできるだろう

 

 カミ洞窟へ。2階に部屋中に何個もカギ穴のある扉があるが、カギは後のダンジョンで入手する事になるので一旦無視。更に4階にはマジタニがいて戦わずに右の扉から出ていくか、戦って左の扉からアイテムを手に入れて出ていくかの選択を迫られるが、そこまで良いアイテムでもないので別に戦う必要は無い。それでもアイテムが欲しいなら仲間を盾にして戦おう

 

 続いてヒト林道。クリアするとカリ遺跡の他に砂漠のハイ砂漠と湿地帯のミツミ湿地にも行けるようになる。また、ハンター協会に船乗りの紋章を入手して欲しいという船長からの依頼が入る。当記事では船長の依頼を優先させるが、ハイ砂漠ではレオリオを、ミツミ湿地ではポックルを仲間にできるので先に仲間にするのもいい。というか私はそうした

 

 カリ遺跡。入って早々ズシが登場して仲間にできるが、これまでの3人全てを仲間にしているなら誰かと入れ替えなければならない。外すなら港地区から移動すると勝手に離脱するウイングだが、正直ズシはそこまで有用でもないのでスルーしても問題ない。因みにゴンとキルアのどちらかを外そうとすると2人揃って離脱するので注意。また、カミ洞窟2階のカギのうちの1つがここで入手できる

 

 カリド遺跡。ここの4階にいる中ボスのレンコーを倒すと船長の依頼に必要な船乗りの紋章を落とす

 

 また、攻略本によるとこのダンジョンから武器のレベルアップに必要な強化素材が入手できるようになる。ただ、攻略本では入手可能な強化素材は鉄鉱石と板金だけになっているのに実際は砂鉄やトンキン(竹)など攻略本には記載していない素材も出るし他のダンジョンも同様でまるで信頼できない。推測するに例えばそのダンジョンで、あるキャラの武器のレベルを2から3に上げられる強化素材が出たとすれば他のキャラの武器レベルを2から3に上げられる素材も出るのではないだろうかと思うが確証はない。因みにここではレベル2に上げられる素材が入手可能となっているので2人くらい武器のレベルを2に上げておくといいだろう。また、これも確証はないが体感として強化素材が出るのは各ダンジョンの4階以降かと思われる

 

 因みにレベルアップさせるのではなく武器、あと防具もそのまま強化する事も出来るが+1する毎に強化費用がどんどん効果になっていく上、武器はレベルアップすれば強化した分はリセットされるし防具は新たに強力な防具を入手して装備を変えたら当然無駄になるので、強化するなら武器はレベル5まで上げてから、防具はもっと強力な防具を入手してからで遅くない

+10から更に1上げようとするとこれだけかかる

 

 船長の依頼をクリアするとハンター協会の依頼にネオンのお願いが追加される。全部で9つのアイテムを入手するというものだが、行く先々のダンジョンの最下層にいる中ボスを倒せば落とすので特に迷う事はないだろう

 

 これで港地区の攻略は完了、と切りの良いところで今回はここまでにして続きは次回に

幻のグリードアイランド 購入出来ます

 ご存じの方も多いと思うが本日発売のジャンプに「HUNTER×HUNTER」が掲載された。実に約一年半ぶりの事であり、更に7月3日には単行本39巻も発売されるという

 中には「休載が多過ぎて興味を失った」だの「どうせ冨樫は完結まで描けやしない」などと辛辣な意見もあるが、なんだかんだ言いつつ読む事が出来て嬉しいという人は多いと思う

 そんな訳で今回はそれを記念して「HUNTER×HUNTER」を原作とするこちらのゲームを紹介したい

 

 HUNTER×HUNTER 幻のグリードアイランド

 2000年10月26日発売 

 

 さて、重要な品物から道端の石ころ、更にモンスターに至るまで全てのアイテムがカード化された世界を巡って指定のカードを集めればクリアというゲームを舞台にしたグリードアイランド編と言えば原作でも屈指の人気エピソードの1つであり、カードを駆使したプレイヤー間の駆け引きにワクワクし、こんなゲームが現実にもあったらプレイしたいと思った人も多かっただろう

 本ソフトはそんな人達の望みを叶える事が出来るゲームである…とはならなかった。というのも、ゲーム内容が原作のグリードアイランドとは全く違うからだ

 どこがどう違うのか? まずはプレイヤーキャラの名前などを入力した後に流れるストーリーの冒頭が↓の画像である

 

 ジャック・カメリって誰だ? グリードアイランド編に登場する資産家と言えばバッテラの筈では

 更にゲーム内部の様子も違っていてプレイヤーキャラを含めた主要な登場キャラは軒並み記憶を失っているし、その登場人物にしてもビスケやゲンスルー、レイザーといった原作のグリードアイランド編をを彩ったキャラは出ず、代わりにレオリオやズシなどグリードアイランドに参加していないキャラが出てきたりする

 

 またゲームシステムも全く別物である。前述のとおりグリードアイランドというゲーム最大の特徴はカードであるが、本ソフトにはカードの類は出てこない。厳密にはヒソカが武器として使用するトランプが出るが、そういう事じゃないのは説明の必要もないだろう

 ではどういうゲームシステムかというと、簡潔に言えば所謂ローグ系である

 わからない人の為に説明すると、ローグ系とはダンジョンのマップは自動生成される、プレイヤーキャラが戦闘不能になると入手したアイテムはすべてなくなる、レベルはダンジョンに入る度に1に戻されるなどの特徴を持つダンジョンRPGの総称である。その名のとおり「ローグ」というゲームを嚆矢とし、不思議のダンジョンシリーズを経て現在ではRPGじゃなくても上に挙げた特徴の幾つかでも持っていればローグ系(ローグライク・ローグライト)と呼ばれるまで肥大したジャンルであるが、本ソフトは拾ったアイテムの効果は使用するまでわからないという特徴は備えていないものの、ローグ系としては比較的オーソドックスなシステムだと言えよう

 

 また、本ソフトならではの特徴としては原作でもお馴染みの念能力がある。ただ、原作とは違ってゲーム内で使用する念能力はそのキャラ特有のものは少なくて複数のキャラが使用できる汎用のオリジナル能力が多く、途中で新たな念能力を習得する事も出来るという普通のRPGでいう魔法のような存在となっている

 

 以上のように本ソフトはストーリーもシステムも原作とは別物になっているのだが、それについては当然とも言える。というのも、原作は本ソフトが発売された時点ではグリードアイランドというゲームの存在については描かれているが、ゲームの内容について描かれるのは本ソフトが発売された翌年になっての事だからだ。なので、そこは仕方ないとしてもゲームとして出来が良ければそれはそれとして受け入れられた事だろう。出来が良ければ…

 そう、本ソフトの問題は原作のグリードアイランドとは別物だという事では無く、ゲームとしての出来があまりよろしくない事である

 最初に挙げられる問題点はローグ系としての魅力に欠ける事だろう

 ローグ系の魅力といえば、どんなに強くなっても良いアイテムを手に入れても戦闘不能になればすべて失われてしまうというスリルと、ダンジョンで敵に囲まれるなどのピンチに陥った時にそれまで拾ったアイテムによって様々な回避方法があるという柔軟で多様な攻略性が挙げられる

 だが、本ソフトの場合、ダンジョンの数は多いが個々のダンジョンは階層が少ない為に拾えるアイテムは少ないし、拾えるアイテムもHP回復やステータスアップなどばかりで単純に殴り勝つ以外の回避法は少ない。更に後半のダンジョンになると1階から強力な敵が出て来るのでアイテムで対処もクソも無く殴り負けるだけである

 

 ではどうすればいいか? 強くなればいい。上で挙げたように本ソフトはダンジョンに入る度にレベル1に戻り、戦闘不能になる度にアイテムも失われてしまうのだが、例外で装備品だけは失われない。そして防具は店で売っているし、武器はダンジョン内で入手する強化素材とお金で改良可能、更には現行の装備でもお金を払えば強化出来る。なので、次のダンジョンに行けるようになっても先を急がず今のキャラの実力で攻略できるダンジョンを何度も巡って強化素材とお金を貯めて強くしてから先に進むというローグ系とは真逆の地道な繰り返しプレイが要求される

 

 だが、それだけならまだローグ系としての魅力には欠けるがそういうゲームとして受け容れられよう。だが、本ソフトは繰り返しプレイをするにはストレスが溜まる要素が多すぎるという更なる問題がある

 システム的にレベルアップが頻繁に起こるのにその度に微妙に時間が掛かってテンポが悪くなったりゲーム中に手に入れたパスワードを入力するには一度タイトルに戻らなければならないとか細かいストレス要素は数あれど、中でも一番ストレスが溜まるのが仲間である。本ソフトはゴンやキルアといった原作でお馴染みのキャラを最大3人まで仲間に出来るのだが、これがおバカ過ぎるのだ

 

 まず、上記のように本ソフトでは魔法の代わりのように念能力を使用できるのだが、仲間は基本的に念能力を使用しない。たとえ瀕死の仲間がいても回復してくれないし、遠距離攻撃能力の射程距離に敵が入っても何もしない。ただひたすらに移動と通常攻撃を繰り返すだけであり、念能力を使用させたければその都度R1ボタンを押してキャラに指示を出さねばならない

 何より最大の問題は見えている罠を避けてくれない事である。そして仲間はプレイヤーキャラの後をついて歩く。つまりプレイヤーが罠に引っ掛かってしまうと後続も次々に罠を踏んで被害が拡大してしまうのだ。これが周りを巻き込んで大ダメージを与える罠だったり何体もの敵を召喚する罠だったりするとその被害は尋常ではなく敵以上に仲間が脅威になりかねない。一応メニューを呼び出して設定で仲間を自分で操作する事で回避出来るのだが、そうすると操作の手間が4倍になってしまってどのみちストレスが溜まるという二段構えとなっている

 

 おかげで挫折して売り払った人が多かったのか、本ソフトは原作ではオークションで350億ジェニーを超えるとされているのに私が入手した際の値段は数十円プラス送料という有様だ

 そんな訳で全くおすすめはしない本ソフトであるが、値段が安いので久しぶりに新エピソードが掲載されたご祝儀として購入するのも一興かもしれない。そのお金は冨樫やジャンプ及び集英社には一銭も入らないが

ジャンプ黄金期の第22期を掘り下げる

 今回はジャンプ黄金期を連載作品の入れ替わりサイクル毎に掘り下げる記事の第22弾を

 

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 第22期は89年22号から32号までで連載作品は以下の通り。いつものように並び順は連載開始時期が古い順で連載回数も併記しておく

 

 こち亀            76年42号 1955話 

 DRAGONBALL         84年51号 519話

 CITY HUNTER         85年13号 336話

 魁‼男塾             85年22号  313話

 聖闘士聖矢          86年1・2号 246話

 山下たろ~          86年44号 178話

 ジョジョの奇妙な冒険     87年1・2号 774話(本誌連載分のみ)

 燃える!お兄さん       87年23号 201話(2含む) 

 ザ・モモタロウ        87年42号 109話

 BASTARD‼          88年14号 94話(本誌連載分のみ)

 ジャングルの王者ターちゃん♡ 88年15号 347話(「新」含む)

 神様はサウスポー       88年22号 109話

 ろくでなしBLUES        88年25号 421話

 まじかる☆タルるートくん   88年49号 189話

 ボクはしたたか君       88年50号 70話

 CYBERブルー         88年52号 31話

 THE EDGE          89年14号 16話

 CYBORGじいちゃんG     89年22号 31話

 隼人18番勝負        89年23号 17話

 SCRAP三太夫          89年24号 17話

 

 新連載は前期限りで終了した「スーパーマシンRUN」、「ついでにとんちんかん」と入れ替わりで開始された「CYBORGじいちゃんG」、「隼人18番勝負」、「SCRAP三太夫」の3本。連載作品数は2減3増で20本に

 「CYBORGじいちゃんG」は土方茂の連載デビュー作で、自らの体をサイボーグに改造した老科学者兼農夫が田舎町で騒動を巻き起こすというギャグ漫画だが、作画のクオリティの高さに反してギャグのクオリティはイマイチというチグハグさで短期終了。「隼人18番勝負」は次原隆二によるゴルフ漫画で特に言う事も無く短期終了。「SCRAP三太夫」はゆでたまごによるギャグを多めに入れつつ悪者を退治するという初期の「キン肉マン」に回帰したような内容の作品だが、読者が求めているのは初期ではなくバトル路線に舵を切った中期の「キン肉マン」でニーズと合わずにやはり短期終了となってしまう

 

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 連載終了作品は「THE EDGE」、「CYBERブルー」の2本。読切作品は25号と26号に稲田浩司・三条陸の「デルパ!イルイル」、30号に鶴岡伸寿の「BEAT SWEET」、31号に桂正和の「SHIN-NO-SHIN」の3作品4話。うち「デルパ!イルイル」が「ダイの大冒険」とタイトルを変えて連載化される事に

 当期の短期終了作品は上記の新連載3作品に加えて「THE EDGE」、「CYBERブルー」の5本。全連載作品における占有率は.250と1割近く上がった

 当期の主な出来事としては25号で「ろくでなしBLUES」が連載50回(実際の50回は24号)、26号では「燃える!お兄さん」が連載100回(実際は22号)、27号では「神様はサウスポー」が連載50回(実際は21号)を記念して表紙を飾っている。あと28号では「DRAGONBALL」が『かる~く連載四周年突破記念』と称して表紙を飾っているのだが、同作品の連載開始は84年50号で既に四周年から半年以上過ぎているこのタイミングで何故。確かにかる~く突破してしまっているが…。そして31号は創刊二十一周年記念号となっている

 また、誌外に目を向けると6月17日に劇場版アニメ「CITY HUNTER愛と宿命のマグナム」が公開、7月1日にはメガドライブソフト「北斗の拳」が発売、同日にTVアニメ「CITY HUNTER2」が最終回を迎えている

メガドライブ版は持っていないので代わりにファミコン版の画像を

 連載作品の平均連載回数は298.65回、「こち亀」抜きだと211.47回。前期がそれぞれ322.58回と231.89回なので大幅減

 新連載作品は全て短期終了、その作者である3人のうち次原隆二とゆでたまごの両ベテランは低迷期に入り、新人の土方茂はその後小畑健と名を変えて原作付き作品の作画担当に転身するも短期終了を連発と当初は不作期と思われたが、小畑健は十年の雌伏を経て「ヒカルの碁」を皮切りに「DEATHNOTE」、「バクマン。」とヒットを飛ばす事になるという遅咲きながら結果的には大きな実りを得た22期であった

 

これは連載作品なのか?

 これまで何度か述べてきたが、ジャンプの黄金期の期間については諸説あるが当ブログでは「DRAGONBALL」の連載が開始された84年51号から「SLAM DUNK」の連載が終了した96年27号までと定義している

 そしてその84年51号から96年27号までの間に連載された作品数は全部で168だという事も何度か述べてきたが、これにも諸説があったりする

 …などというと、「黄金期の連載作品数というなら黄金期の期間に諸説があるのだからわかるが、期間をはっきりさせているならその間の連載作品を数えればいいだけだから諸説がある訳ないだろう」とツッコミを入れたくなる人も少なくないだろうから、諸説の理由を幾つか挙げてみよう

 まずは「ジャングルの王者ターちゃん♡」と「新ジャングルの王者ターちゃん♡」は1つの作品として数えるのか別々の作品として数えるかという問題である

単行本を所持してないので代わりに作者が同じ作品の画像を

 

 両作品は、単行本はそれぞれのタイトルで独立して出版されているので別々の作品だと考える事が出来る。一方で、「新ジャングルの王者ターちゃん♡」は「ジャングルの王者ターちゃん♡」の設定を受け継いでいる上、一週も空ける事なく連載が開始された事から途中でタイトルは変わったが作品としては両者を合わせて1つの作品と考える事も出来よう

 如何であろう? 私は後者の考えを採って同一の作品とみなしたが、諸説あるという話に納得出来たのではないか

 もう1つ類似した問題として「キャプテン翼」と「キャプテン翼ワールドユース編」の扱いがある

こちらも単行本を所持していないので代わりにゲーム画面を


 こちらの場合「キャプテン翼ワールドユース編」は「キャプテン翼」の設定を受け継いでいるものの、同作品の連載終了から何年も経ってから連載が開始されたので別々の作品とみなした

 更に「キャプテン翼」にはもう1つ問題がある

 それがこの作品の扱いだ

 

 キャプテン翼ワールドユース特別編(93年15号~19号)

 高橋陽一

 

 今回の記事の主題はジャンプ黄金期の連載作品数の数え方であるので作品の紹介は簡潔に済ますが、本作品は「キャプテン翼ワールドユース編」のプロローグ的な内容で、主に翼が率いるユース日本代表と本編で強力なライバルとなる…筈だったオランダ代表との因縁にスポットを当てたものである

 さて、本作品は独立した連載作品として数えるべきだろうか?

 私の結論としてはノーである。というと、先に挙げた例と矛盾していると思われるかもしれない。本作品は「キャプテン翼」の設定を引き継いでいるものの同作品の連載終了から約五年後、「キャプテン翼ワールドユース編」の連載開始の約一年前と時期が離れているし、個別に単行本も出版されているのだから独立した連載作品の1つとして数えるべきと考える事が出来るからである

 しかし、本作品に関しては独立した連載作品では無いどころか連載作品ですらないと断言できる確かな根拠があるのだ

 それは第一話の掲載されているジャンプ93年15号の表紙である

 ジャンプの新連載作品の第一話といえば表紙&巻頭カラーを飾るのが定例となっており、実際その1号前に連載が開始された「原色超人PAINTMAN」も、編集部内の勢力争いのあおりを受けて全十話中八話までが巻末掲載という仕打ちを受けた「メタルK」すらそうであった

 翻って本作品の場合はどうだったかというと、表紙を飾ったのは「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、巻頭カラーは「花の慶次」であり、本作品の掲載順は7番目で表紙の片隅に小さく翼の顔が描かれているだけという扱いだ

 さらに決定的なのが、翼の顔の下に記されている文言である。そこにはタイトルと作者名の他にこのような文言が記されていた

 

 5週連続総計100P大掲載①

 

 そう、ジャンプ自身が本作品を新連載作品とは謳っていないのである。というか、そもそもこの時期の作者はボクシング漫画の「CHIBI」を連載中なので、もう1本連載作品を持つ事などあり得ないし

 連載作品でないならば本作品は何なのか? 

 ジャンプでは鳥山明が「DRAGONBALL」と「小助さま力丸さま」を同時に掲載したり、秋本治が「こちら葛飾区亀有公園前派出所」と「東京深川三代目」を同時に掲載したりと、連載作品と読切を同時に掲載するケースがちょくちょく見かけられるだろう。私としてはそれと同じものだと考えている。いや、5週続いているから読切ではなく正しくは連作短編というべきか。本作品単行本カバー折り返しの作者あいさつにも「これは3冊目の短編集になります」と書いてあるし

 それにしても、既に連載を持っている作家に五週連続で短編を描かせるジャンプの編集部は鬼畜過ぎないだろうか…

ワールドカップを目の前に

 いよいよ今週の11日、日本時間では12日からFIFAワールドカップが始まる。にもかかわらず、あまり盛り上がっていないように感じられるのは単に私が興味を失っているからなのか

 …などという個人の感想はさておき、今回はワールドカップ開幕目前という事でこちらの作品を紹介したい

 

 超機動暴発蹴球野郎リベロの武田(91年13号~50号)

 にわのまこと 

 

 作者の経歴に関しては↓を参考されたし

 

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 そんな本作品はあけぼの高校の弱小サッカー部に入部した武田弾丸が全国大会出場を目指して奮闘するサッカー漫画である 

 弾丸の父はメキシコ五輪のサッカー日本代表にも選出された名選手であり、弾丸もそんな父に憧れ幼い頃からサッカーをしたかったのだが、何故か弾丸の通う学校はことごとくサッカー部がなく、今の今までサッカー未経験のままであった。そして13回目の転校先であるあけぼの高校でようやくサッカー部に巡り合う事が出来た弾丸は、その嬉しさとこれまでサッカーが出来なかった鬱憤を晴らすようにサッカーに打ち込み、当初はまるでやる気がなく弾丸を白い目で見ていた他の部員もだんだん感化されていく

 …という、競技未経験の素人が弱小チームに入ってその勢いで皆を引っ張りチームを変えていくという筋立ては「SLAM DUNK」でも見られるようにスポーツ漫画では定番の1つと言えよう

 

 だが、その手の作品は「SLAM DUNK」がそうだったように多少ギャグが入る事はあっても基本的にはシリアスな話になっているのに対し、本作品の場合は作者の他の作品のようにギャグの頻度が高く試合中も頻繁にギャグが挿入されるうえ、中盤からは弾丸のバズーカチャンネルをはじめ現実ではありえない必殺技の応酬となるので試合はかなりカオスな展開となっている

キャプテン翼も現実ではありえないが、それはそれ

 

 しかし、それこそが本作品最大の魅力でもある。スポーツ漫画というジャンルは上に挙げた「SLAM DUNK」など真面目に試合をしているものが数多い一方、ギャグは山盛りではあるが競技名や競技用語をタイトルにしているにもかかわらずまともな試合描写がないどころか試合をやりすらしないという作品も少なくないという両極端なジャンルで、本作品のようにギャグもふんだんに入れつつ試合もアッサリ気味ながらも充分なページを割いて描くという中庸な作品は稀有なのだ

 ただ、本作品を見ているとどうしてそのような作品が少ないのかも理解できる。つまるところ真面目に試合を描く事と山盛りのギャグを入れる事を両立するのは非常に困難なのだ。考えてみれば、というか考えないでも当たり前の話で真面目にスポーツを描く才能とギャグを描く才能は別物であり、その両方を兼ね備えている人物は少ない。ましてや1つの作品に両方を詰め込む才能となると尚更である

 実際、作者の他の作品を見る限りでは作者は両方の才能を兼ね備えている方だと思うのだが、それでも試合中にギャグが入る事で流れが止まってしまっている場面が見られるし、主人公の弾丸など一部のキャラは存在自体がギャグ過ぎて真面目な場面でも真面目になり切れないなど上手くいっていない所が見られる。作者でさえそうなのだから、うまく両立させられる者がどれだけいよう

 だいたい真面目なスポーツ漫画もスポーツ漫画とは名ばかりのギャグ漫画もそれ単体で成立するジャンルで、わざわざ混ぜる必要もない。それを敢えて混ぜた作品は料理で例えるならカレーと豚カツというそれだけで充分な料理同士を掛け合わせたカツカレーである。勿論カツカレーはおいしい料理ではあるが無理して作る程のものではないし人気も普通のカレーや豚カツに比べてそこまででもない。であるならばカレーが得意な料理人はカレーだけを作った方がいいし、豚カツが得意な料理人は豚カツだけを作った方がいい。真面目なスポーツ漫画とギャグ漫画も同様である

 だが、時にはカレーでもなく豚カツでもなくカツカレーが食べたいと思う事があるように、真面目なスポーツ漫画でもなくとギャグ漫画でもなく両者を兼ね備えた作品が読みたい時がある…とも思えないが、カツカレーにはカレーや豚カツとは違う良さがあるように本作品には真面目なスポーツ漫画やギャグ漫画とは違う良さがあるのだ

 

 以上の記事を読んで興味を持った方がいるなら、本作品の単行本は通常の電子書籍版の他に全9巻+2002年MANGAオールマンに4号連続で掲載された続編「超機動暴発蹴球野郎リベロの武田2002年世界飛翔編」を4冊にまとめた合本版、更に全9巻を1冊にまとめたスーパー大合本版があるので好きなものを選ぶのが良いだろう