黄金期ジャンプの影

主にジャンプ黄金期の短期終了作品について語ります

短期終了作品

つよしハッスルしなさい

今回紹介するのは、かつて重いテーマの作品で読者に強い印象を残した作者によるこちらの作品だ ハッスル拳法つよし(86年37号~46号) ひらまつつとむ 作者の経歴についてはこちらを参考にされたし shadowofjump.hatenablog.com そして「飛ぶ教室」の…

黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男 その3

今回も黄金期ジャンプで最多、実に6つもの作品を連載した作品の片割れである次原隆二の短期終了作品を紹介したい 前々回に紹介した2作品は自身の代表作である「よろしくメカドック」の影響が色濃い自動車、バイク漫画2作品で、その路線が挫折して方向転換…

黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男 その2

前回に引き続いて黄金期ジャンプで最も多く、実に6つもの作品を連載した2人の漫画家の片割れである次原隆二(もう1人は桂正和)の短期終了作品を紹介したい shadowofjump.hatenablog.com 前回紹介した2作品は自身の代表作である「よろしくメカドック」の…

黄金期ジャンプで最も多くの作品を連載した男

黄金期ジャンプにおける最長連載記録を持つ作家は「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を連載していた秋本治だという事は前回当ブログでも触れたし、別に当ブログで触れなくとも周知の事実であろう では、黄金期ジャンプにおいて最も多くの連載作…

黄金期ジャンプ史上最短連載作品

さて、問題です 黄金期ジャンプにおいて最長連載記録を持つ作家は誰でしょう? 答えは勿論「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を連載していた秋本治である 同作品は黄金期ジャンプの始まりから終わりまで通して連載が続いた唯一の作品であるだけ…

看板作家が絶賛した作品

来月にはもう大概の人は気にしなくなると思うが今年の干支は辰、つまり竜である そういう訳で今回は竜に関係する作品を紹介したい。といっても、新年早々に触れた「DRAGONBALL」や「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」ではなく、こちらのタイトルだ 恐竜大紀行…

本宮歴史漫画の原点

改めて言うまでもないが、前回まで当ブログで攻略記事を書いたFC版「天地を喰らう」の原作は、三国志をテーマにした歴史漫画でタイトルも同じ「天地を喰らう」である そしてその作者である本宮ひろ志は他にも項羽と劉邦をテーマにした「赤龍王」や、他にもジ…

代打男の送りバント

ジャンプの連載作品の入れ替わりサイクルは大体十数号毎に2、3作品を毎号1作品ずつ終わらせて、代わりに新連載作品をやはり毎号1つずつ開始させるのが定番であるという事は、ジャンプを購読した経験がある人ならご存じだろうし、当ブログでも以前に触れ…

栄冠は君に輝かぬ

それにしても暑い… 今年の夏は暑さが特に厳しく、東京をはじめ各地で猛暑日になった日数が観測史上最多記録を更新中だという。連日の猛暑に、暑さに弱い(別に寒さに強い訳でもないが)私なんかはせめて気晴らしに花火大会や海水浴など所謂夏の風物詩でも堪…

BOMBER GIRLは三度死ぬ

今回は前回の記事で少し触れた電子書籍の合本の紹介の兼ねてこちらの作品を紹介したい BOMBER GIRL(94年7号~17号) にわのまこと 左は気にしないように 合本とは何かという事を改めて説明すると、複数の単行本を1つにまとめた電子書籍である。内容に…

いぶし銀コンビの落日

今更言う事でもないが、漫画の中には絵を担当する作画者と、話を担当する原作者に役割を分担したものも存在する。そして、そのような作品がヒットすると、稲田浩司といえば三条陸(「ダイの大冒険」)、武論尊といえば原哲夫(「北斗の拳」)、みたいに作画…

戦国北斗の拳

当ブログでは前回まで「北斗の拳3新世紀創造凄拳列伝」の攻略記事を載せ、改めてクソゲーであると断じたが、それでもゲームはそれなりに売れて続編が幾つも出たし、以前も触れたが「北斗の拳」を原作としたゲームは東映動画が出したシリーズ以外も含めると…

198X年 世界は核の炎につつまれた

見出しを見て「間違っているぞ。198X年じゃなくて199X年だろ」と思う方もいるかもしれないが、間違いではない。紹介する作品が「北斗の拳」だったなら間違いだっただろうが、残念ながら「北斗の拳」は短期終了作品ではないので当ブログで扱うのには不…

桂正和の悪癖

桂正和といえば連載デビュー作である「ウイングマン」でいきなりTVアニメ化を果たすほどのヒットを飛ばしたが、その後は伸び悩んで「超機動員ヴァンダー」、「プレゼント・フロムLEMON」と続けて短期終了を記録し、「電影少女」で再びヒットを飛ばすまで四年…

教師シンビン物語

前回当ブログではジャンプの連載作品の入れ替わり周期を1つのサイクルと定義して、ジャンプ黄金期の最初のサイクルである黄金期第1期を掘り下げてみた訳だが、実は当初の予定では第1期だけじゃなく同時に第2期も掘り下げて両時期のデータを比較してみる…

小畑健の夜明け前

小畑健と言えばジャンプの黄金期終焉後のジャンプを引っ張った立役者の1人であるが、黄金期においては原作に恵まれなかった事もあって短期終了続きの苦闘の時期であった。当ブログではそんな小畑健の作品をこれまで何度か取り上げてきて、その黄金期におけ…

失われたジャンプの系譜

ジャンプを代表する漫画のジャンルと言えばバトル漫画という事は今更説明不要だろう。黄金期においては「DRAGONBALL」を筆頭に数々のバトル漫画が誌面を飾っただけでなく、黄金期終了後も「ONE PIECE」「NARUTO」「BLEACH」「鬼滅の刃」etc…そして「呪術廻戦…

名前にだまされてはいけない

今回紹介する作品は短期終了作品ではないが実質的には短期終了作品である。一体どういう事かと言うと、当ブログでは単行本4巻以下で完結する作品を短期終了作品と定義しているが、今回紹介する作品は全5巻なので短期終了作品ではないと言える。のだが、そ…

青春の袋小路

今回紹介するのはこちらの作品である DIAMOND(96年21号~39号) 柳川ヨシヒロ 画像は電子書籍版です 作者のデビューまでの経歴はこちらを参考にされたし shadowofjump.hatenablog.com VICEの連載終了後は94年増刊オータムスペシャルに「VOICE」を掲…

ジャンプ黄金期における初の連載終了作品

ご存じの方も多いと思うが、三日後の2月17日に発売されるウルトラジャンプ3月号で「ジョジョの奇妙な冒険」の第9部にあたる「The JOJOLands」の連載が開始される。それを記念して今回はこちらの作品を紹介したい バオー来訪者(84年45号~85年1…

ラブコメ作家の悲哀

前々回の当ブログの記事において、格闘技イベントがいつの間にか年末の定番となっていると述べた。ならば、年始の定番といえば何だろうか。色々あるだろうが、殊スポーツに限って言えば、元日に実業団によるニューイヤー駅伝が、そして2日、3日と二日にわ…

大晦日のあのイベントの前に

早いもので今年もあと十日余りで終わろうとしている。この一年を振り返ってみると世間ではロシアのウクライナ侵攻など色々あったものの、私個人においては特筆するべき事は何もなしという年が今年だけでなくここ何年も続いていて、無為に齢を重ねている感で…

BØYエピソード0

以前にも述べた覚えがあるが、ジャンプ黄金期における二大ヤンキー漫画といえば、森田まさのりの「ろくでなしBLUES」と梅澤春人の「BØY」である。まあ、二大も何も他にめぼしいヤンキー漫画が無いといったらそれまでだが さておき、そんな二大ヤンキー漫画の…

ドラマ化された短期終了作品

これまでも何度となく触れたが、今から三十八年前の本日11月20日に発売されたジャンプ84年51号で「DRAGONBALL」の連載が開始され、ジャンプの黄金期が始まった。そこで今回はその記念すべき号に掲載されていた短期終了作品を紹介したい ガクエン情報…

あの作家もジャンプ作家だった

以前から何度か触れたが、当ブログで定義するところのジャンプ黄金期は84年51号から96年27号までの間であり、期間中に誌面を飾った連載作品数は黄金期以前からの継続作品も含むと168になる。そして、168の作品の中には「DRAGONBALL」や「SLAM …

金田一少年にもコナンにもなれなかった者たち 番外編

前回まで3回にわたって「金田一少年の事件簿」や「名探偵コナン」のヒットの後にジャンプでも連載が開始されるも短期終了してしまった推理漫画を紹介してきた訳だが、実はもう1作あると言えばある。…とはいえ、明らかに方向性が違うのでどう考えても両作品…

金田一少年にもコナンにもなれなかった者たち その3

前々回、前回に引き続き今回もマガジンやサンデーの後追いで連載を開始したものの、短期終了してしまった推理漫画を紹介していきたい その第3弾はこちらの作品だ 少年探偵Q(98年11号~26号) しんがぎん・円陣 作画担当のしんがぎんの経歴については…

金田一少年にもコナンにもなれなかった者たち その2

今回も前回に続き、ライバル誌で「金田一少年の事件簿」や「名探偵コナン」が大ヒットしたのを見てジャンプでも後に続けと連載を開始したものの、短期終了してしまった推理漫画を紹介したい 心理捜査官草薙葵(96年33号~97年5・6号) 月島薫・中丸…

金田一少年にもコナンにもなれなかった者たち

ご存じの方も多いと思うがジャンプは黄金期が終了した翌年の97年にはマガジンに発行部数を抜かれ、02年に奪回するまでその下に甘んじる事になった。その理由はジャンプが「DRAGONBALL」、「SLAM DUNK」の二大看板を失って全体的に連載作品が小粒になった…

昭和のGTO

黄金期ジャンプの短期終了作品を紹介しようと始めた当ブログも気付けば明日で開設してから丸二年になる。こんなブログを続けているのだから改めて言う事でも無いが、私は短期終了作品が好きだ。それは即ち読者アンケートが芳しくない作品を好きだという事で…