今日から一週間前の11月20日という日付けは84年51号で「DRAGONBALL」の連載が開始された日、つまりジャンプの黄金期が始まった日であるという事は以前の記事で触れた
では、本日11月27日はジャンプにとってどういう日かというと、86年にFCソフトの「DRAGONBALL神龍の謎」が発売された日だったりする
それを記念して?今回は黄金期ジャンプの色々なデータを見てみたいと思う
尚、集計は私が手作業で行ったものなので誤りがある可能性がある事を先に断っておく
まず最初は黄金期間中に発売されたジャンプの数である
改めて言うが、私の定義するところのジャンプの黄金期は「DRAGONBALL」の連載が開始した84年51号を始まりとし「SLAM DUNK」の連載が終了した96年27号を終わりとする。その約十一年半の間に発売されたジャンプは
延べ566号
である
一年に大体50くらい出る事を考えればピタリ当てるのは困難だとしても近い数字にはなったのではないだろうか
次に黄金期間中のジャンプを彩った連載作品の数は
168
である
もう少し掘り下げると、黄金期開始以前から連載が開始されていた作品が14。84年中に連載が開始された作品が2。85年以降は13、14、13、16、13、13、10、14、10、17、13と続き96年の27号までに連載が開始された作品が6である。そして勿論開始したのとほぼ同じ数の作品が連載終了と相成っている訳であり、ジャンプで連載を続ける事の難しさが如何に大変な事かがわかるであろう
さて、次は黄金期間中に巻頭を飾った回数が最も多い作品は
である
因みにベスト10とその回数を挙げると以下の通りとなる
1位 DRAGONBALL 43回
2位 こち亀 24回
5位 ジョジョの奇妙な冒険 22回
6位 ろくでなしBLUES 21回
7位 CITY HUNTER 20回
8位 聖闘士星矢 19回
9位 北斗の拳 16回
10位 魁!男塾 13回
1位のDRAGONBALLはさすがにジャンプの大看板だけあって回数が抜きんでているが、全体を見てみると基本的には人気よりも連載期間が長い方が巻頭を飾る回数が多いという印象を受ける。ダイの大冒険は好きだけど、SLAM DUNKと同等の人気だとは思えないよね
ところで、当ブログが主に扱っているのは黄金期ジャンプの短期終了作品である。なので、巻頭を飾った回数の多い短期終了作品のベスト10も発表しよう。…と思ったのだが、記録が1回、つまり連載開始時に巻頭を飾って以来一度も巻頭に返り咲く事のなかった作品が9割以上を占め、巻頭を複数回飾った作品は僅か8つ、しかもそのうち6つが2回という有様だった。まあ、上で連載期間が長い方が巻頭を飾る回数が多いってデータが出ているのだから当然と言えば当然なのだが
なのでトップ2だけ発表
1位 CYBERブルー 4回
2位 翔の伝説 3回
1位でも4回しかないというのは一見ショボそうに思えるが、DRAGONBALLが全500話超で巻頭回数が43回なのに対し、CYBERブルーは全31話で4回と率では凌駕している。とは言え、それはCYBERブルー自体の力ではなく、DRAGONBALL以前の大看板だった北斗の拳の作者の次回作という事で編集部の期待も高く優遇されたという事情によるものが大きい。2位の「翔の伝説」も「キャプテン翼」の次の作品だったとう事が大いに影響したのであろう
と、これ以上続けると長くなるので今回はここまでにして次回に続きます