71年にマガジンを抜いて発行部数日本一の座について以降、現在まで一時的に奪回された事はあるものの長い間その座に君臨し続けている名実共に日本一の漫画雑誌である
誌面を彩る連載陣はいつもその時代を代表するような漫画揃いであるが、特に黄金期と言われる1980年代半ばから90年代半ばにかけてはDRAGONBALLを筆頭に時代どころか少年漫画を代表すると言っても過言ではない超有名作品がひしめき、ピーク時の発行部数はなんと650万部。日本人の20人に1人はジャンプを購入しているという途轍もない数字だ
そんな栄光の歴史を誇るジャンプであるが、その歴史はまた競争と淘汰の歴史でもある。連載作品は毎号行われるアンケートで人気を量られ、人気が芳しくない作品は容赦なく切り捨てられて別の作品と入れ替えられる。そのサバイバルレースに勝ち残ったものが人気作品として脚光を浴びる一方、その影では早々にレースから脱落して短期間で連載を終了させられる作品がどれだけあった事か
これはそんなジャンプの影の部分といえる短期終了作品にスポットを当てつつ黄金期ジャンプその他諸々について語ろうという懐古主義的なサムシングである
※このブログにおけるジャンプ黄金期の定義はDRAGONBALLの連載が開始された84年51号が黄金期の始まり、SLAM DUNKの連載が終了した96年27号が黄金期の終焉とし、また、短期終了作品は単行本が4巻以下で完結した作品を指します