前回のBAKUDANの記事に画像を載せる為に1995年3・4号を引っ張り出したので、せっかくだから読み返してみたいと思う。こういう機会でもないと読み返す事もないだろうし
最盛期とあってプレゼントも気前良く当時の最新ゲーム機が合計で700名とか、SFCソフトのクロノトリガーが2000名とか豪華すぎる
そして豪華さでは掲載作品も負けていない
これだと見づらいのでわかりやすく上から掲載順に並べてこの号の内容にも触れてみる
SLAM DUNK 対豊玉 後半開始
SHADOW LADY 地味な少女が魔法のアイシャドーで変身
MIND ASSASSIN かずい先生ストーカーに間違えられるの巻
DRAGONBALL 対魔人ブウ 大界王神さまの命を貰って悟空復活
みどりのマキバオー たれ蔵、カーブが曲がれるようになる
とっても!ラッキーマン 世直しマンに地球が征服される
るろうに剣心 石動雷十太、前川道場に道場破り
ボンボン坂高校演劇部 聖夜に正太郎と真琴が2人きり
NANPO U DEN 九蓮宝燈を上がったら女の子(妖怪)が出てきたでござる
地獄先生ぬ~べ~ まことの家の猫が猫又でした
ジョジョの奇妙な冒険 第4部 猫草の能力に吉良吉影がピンチ
キャプテン翼 コンディション不良の全日本、台湾に先制を許すも松山の得点で同点
こち亀 弟の金次郎夫妻に子供が生まれる
新ジャングルの王者ターちゃん ヘレンが昆虫博士の助手として帰ってきた
DRAGONQUEST ダイの大冒険 ポップ・炎に死す…!→死にませんでした
NINKU 過去編 橙次対黒楼
RASH‼ 優希、獄中で恩師と再会
ろくでなしBLUES 大阪編 辰吉対川島
BΦY 2度目の神崎戦が火蓋を切ろうとする
BAKUDAN プロテスト始まる
王様はロバ 平常運転
このうち読切作品は後に連載が始まる事となるSHADOW LADY、そしてNANPO U DENの2本
ジャンプはこの年末年始時、毎年のように連載中の作者に連載作品を休ませない上で読切を描かせるという暴挙を働いているが、この年の犠牲者はBΦYの梅澤春人だ。合掌
そして連載作品はSLAM DUNKとDRAGONBALLの二大看板を筆頭に20本のうちアニメ化された作品が実に14本という流石の顔ぶれであり、内容も前号までを読まずにこの号だけ読んでも面白くて引き込まれるのだから流石としか言いようがない
のだが、よくよく見てみると黄金期前半を支えた漫画家のうち、ゆでたまごと車田正美が既にジャンプを去っており、宮下あきらと北条司と原哲夫も年内のうちに去る事になる。この移り変わりは80年代半ばからジャンプを購読していた私のような人からしたら寂しさを禁じ得ない。ここから更にDRAGONBALLまで半年後に最終回を迎えるのだから発行部数が減少に転じるのも無理のなからぬ事だろう
そんなピークでありながらも退潮の気配を感じる1冊であった
因みにこの号に掲載されている短期終了作品は先に取り上げたBAKUDANの他にもう1作、RASH‼があり、こちらもそのうち紹介したいと思う