黄金期ジャンプの影

主にジャンプ黄金期の短期終了作品について語ります

このイカれたゲームをクリアした 北斗の拳3新世紀創造凄拳列伝攻略 最終章

 「北斗の拳3新世紀創造凄拳列伝」の攻略も今回で最後となる

 

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 ラオウを倒してユリアと共に姿を消したケンだが、ユリアが死んだ事で再び荒野に舞い戻る

 げんとの村からゲーム再開。原作通りここからリンとバットが成長して大人の姿に。…は良いのだが、北斗の軍の影も形もなく最初からケンと一緒にいるのはどうなんだ

 西にいくとアインの村があるというので西へ。そこではタワバがアスカを人質にして立てこもっていた。…いや、タワバて

 タワバを倒してアスカを助けた後、北東のバスクのエリアに向かう。何故かバスクとつるんでいるアインに話しかけると仲間に

 そのままバスク戦。倒すと抜け穴が出現するので中に。最短ルートは右

 抜け穴の先は「息をするのも面倒くせえ」でお馴染みのゲイラのエリア。最短ルートは下左左でゲイラ戦。倒すとゲイラのエリアから帝都へ行ける抜け穴が現れる。最短ルートは右

 という訳で帝都。の割に人っ子一人いないが。ソリア戦もエンカウント戦闘で終わってしまうし、容量に余裕がなくなったのだろうか

 最短ルートは下下右下。途中で何度かジャスクとエンカウントしては1ターンで逃げられる。ジャスクはゲーム中ではこれが初登場で、何か特別なメッセージが出る訳では無く只逃げるだけなので何がしたいのかわからない

 奥でジャコウがファルコをけしかけてファルコ戦。勝つとファルコ死亡。…いや、ここで死んでいいのかファルコ。まあ、原作での死に様は酷かったからここで死んだ方がいいのかもしれない

 更に奥に。最短ルートは上。で、ジャコウ戦。勝つと姉妹の感動の再会シーンの最中に突如ジャスクが現れてリンをさらっていく

 リハクの港へ行けるようになるので移動。すると、ジャスクがリハクから船を奪って修羅の国に渡ったという。原作でもいいとこなしだったリハクだが、ゲームでは更に駄目になってる。いや、ケンが傍らにいるのにリンをさらう事も出来たジャスクが凄すぎるだけなのかもしれない。そこまで持ち上げる価値の無いキャラだと思うが

 海を渡りたいならみさきのろうじんを訪ねろとの事。説明書に掲載されているマップを見るとリハクの港の東に岬の洞窟なるものがあるからそこに行くのかと思ったが、そんなものはなくリハクの港から目と鼻と先に老人がポツンと立っているだけだった。…これ、わざわざマップに載せる必要ある?というか、そもそもこんな簡単に解決出来るならリハクが船を盗まれる必要ある?

 さておき、船には1人しか乗れないという話なので仲間と別れる事に。おかげで原作では死んだキャラが死なないケースが多い中、ここまで仲間になったキャラだけはきっちり原作通り死んだのにアインだけ死なずに済んだ。まあ、見せ場もゼロだった訳だが、それでも死んだ上に見せ場ゼロだったフドウよりマシだと言えるだろう

 船に乗るといきなり海賊船が登場。原作通り戦闘になると思いきや、初対面からフレンドリーな赤鯱から息子に渡す手紙を託されて修羅の国まで送って貰う

 という訳で修羅の国(ボロの村)に到着。北西に小さな村(ラビアン)があるという事なのでまず北西に。その途中で脈絡もなく突然カイゼル戦

 後で調べたところ、本来はボロの村の道具屋で買い物をするとジャスクとリンについての情報が聞け、他のボロからカイゼルを倒してくれるよう依頼されるらしい。確かに道具屋は物知りだという話は聞いたが、話しかけても他の道具屋と同じ反応だったし、別に買う物もなく道具枠も一杯だったせいでスルーしてしまった。まあ、先に進めたので良し…って前回も言った気がするが

 ラビアンの宿屋にボロに変装したシャチがいるので赤鯱から託された手紙を渡すとハンの城への抜け穴が現れる。最短ルートは下

 ハンの城でハン戦。勝って再びシャチに話しかけるとジュウケイが会いたがっているというので東へ

 ジュウケイの館でジュウケイと話した後、抜け穴を通ってヒョウの城へ。最短ルートは左

 早速ヒョウの城に入る前に、その少し北にある洞窟で黒夜叉と話しじゅせいもんを憶える

 ヒョウの城へ。中は一本道だが、抜けた先にまた抜け穴がある。最短ルートは上。ヒョウ戦は倒すのではなくじゅせいもんで記憶を蘇らせる。…まあ、結局死ぬのだが

 更に先に進み、女人像に向かってしほうりんを使用するとそうけのひけんを憶える事が出来る

 北西に向かってついにラストのカイオウ戦。ここで最後の注意点。しちせいてんしん(七星点心)を使用してカイオウのぎゃくしそう(北斗逆死葬)を封じないとそのままハメ殺されるので必ず1ターン目で使用する事。なお、わざわざ特別なイベントを用意してまで憶えたそうけのひけんは別に使用する必要は無い。てっきりカイオウが鎧兜を脱いだ状態になった時に使用するのかと思ったら、そんな状態になる事なく戦闘が終ってしまった

 これにて「北斗の拳3新世紀創造凄拳列伝」の攻略完了である

 さて、紹介記事を書いた際にはクソゲーだと断じたが、クリアまでプレイしてその評価は返上できただろうか?

 ハッキリ言えばその評価は返上どころか揺るぎないものとなった。改めて感じたのは仕様からプログラム、チェックに至るまでとにかく作りのいい加減さで、昔のゲームだという事を考慮しても尚酷いプレイアビリティもさることながら、手に入れた防具が誰も装備出来なかったり、雑魚戦で時々既に倒した敵に手番が回って来たり(さすがに攻撃はしてこないが)と、まともなゲームどころかそこらのクソゲーですらありえない現象が散見し、よくこの状態で商品として売りに出せたものだと呆れてしまう

 また、紹介記事においては良い点として一応は原作に沿ったストーリーが展開される事を挙げたが、攻略記事の中でも突っ込みが入りまくった通り、結果だけは原作通りだが過程が滅茶苦茶に改変されたせいでちぐはぐになってしまったエピソードが多く純粋にストーリーを楽しむ事は困難だろう。なので、そのあたりをネタとして楽しむというのが本ソフトの唯一の楽しみ方だと言え、それが出来ないなら例え原作のファンでも、いや、ファンだからこそ余計お勧めできない1本である