黄金期ジャンプの影

主にジャンプ黄金期の短期終了作品について語ります

天も地も喰らいつくした FC版「天地を喰らう」攻略 最終章

 前回、前々回に続きFC版「天地を喰らう」の攻略を。蜀を平定したところから再開

 

 

shadowofjump.hatenablog.com

 

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 北は曹操、東は孫策、そして西は自分が帝を補佐して治めるからしばらくは戦もないだろうと判断した劉備は要所のケイシュウに関羽張飛を送る事に

 

 と、そこに曹操が病死、孫策は暗殺され、更に呉軍が攻めてきたとたて続けに凶報が

 

 という訳でとりあえず対呉の最前線であるケイシュウを守るチョウサの関羽とケイヨウの張飛の所に行って再合流。…と思いきや、2人とも守りで手一杯だから代わりに息子を連れて行けという。関興張苞も親に比べると若干武力が落ちるが代わりに知力が高く、レベルアップで兵士数が増えるタイプなので戦力的にはさほど痛手にはならないのだが、劉備だけじゃなく関羽張飛までパーティからいなくなるのはどうなんだ。せっかく揃った五虎将軍もいきなり離散してしまうし

 

 因みに親に持たせていた道具は息子に受け継がれているので、関羽にせきとばを持たせていたのにどうなってしまうんだと心配した人は安心を。そして、そのまま関興にせきとばを持たせていると、戦闘で関興が一番最初に行動する場面がやたら目に付くように。今更だがせきとばには先制値を上げる効果があったのではないだろうかと気付く。関羽に持たせていた時はそんな感じがしなかったのは、関羽が鈍足でせきとばを持たせても全然先制がとれなかったからだろう

 さておき、ケイシュウの残り2つの拠点であるブリョウとレイリョウへ。どちらも既に呉に奪われブリョウでは潘璋と、レイリョウでは淩統と戦闘に。尚、潘璋は負けると「劉備に会って伝えろ」と捨て台詞を吐くが、潘璋戦だけに勝って劉備に会っても何も起きないので注意

 

 両者に勝って改めてセイトに戻り劉備と話すと、曹操の後を継いだ曹丕孫策の跡を継いだ孫権が共に帝を名乗ったというので劉備もまた帝を名乗る事にして、改めて呉討伐の命令が下る

 

 ケイヨウの南に橋が架かって先に進めるようになるので南西のケンアンへ向かい甘寧戦。倒して中に入ると、老人がこれより先に進むにはろうぼくのえだとしょうせきが必要だと言ってくる。ろうぼくのえだは左上の木を調べるとみつかり、しょうせきはケンアンの北にある洞窟にあるので両方手に入れたら老人に渡そう

 

 ケンアンから南に進めるようになるのでそのままカイケイへ向かい周瑜戦。周瑜は成功すると兵士数に関係なく一発で戦闘不能にさせられるあんさつのけいを使ってくるので、相手の策略を無力化させるさくめんのけいで対抗しよう。まださくめんのけいを使えないという人はあんさつのけいを使われない&使われても成功しない事を祈るという手もあるが、素直に使えるまでレベルを上げた方が良い。というのも、この先は周瑜同様にあんさつのけい、他にも兵士数を最大まで回復させるかんぷくのけい、数ターンの間攻撃を無効化するげきめんのけいなど厄介な策略を使ってくる敵が出て来るのでさくめんのけいが必須になる場面が多くなるからである。そしてそういう敵は雑魚戦に出て来ると厄介極まりないので仲間に出来るようになり次第仲間にしておこう

 

 北東のゴに向かい諸葛瑾戦。諸葛瑾がげきめんのけいを使ってくるのでさくめんのけいで封じて優先的に倒そう

 

 ゴから南東の洞窟に向かい、通り抜けたら北のハンヨウで丁奉戦と程普戦。丁奉戦は問題ないと思うが程普戦はやはりさくめんのけいを。なお洞窟の中には盗まれた5本の剣のうちの1本であるどりゅうのけんが手に入る。攻撃力は240とこの時点ではぶっちぎりで高く最後まで使える武器だ。原作では劉備がもつ剣だが劉備玉座でふんぞり返って戦に出て来やしないので誰に持たせるかは御自由に

 

 南東のシントへ向かい黄蓋戦と孫瑜戦。黄蓋戦は問題ないが、孫瑜戦は張紘を倒すまではさくめんのけいを。倒して中に入ると住民から海賊退治を頼まれる。倒すとお礼に盗まれた剣の1本で攻撃力はどりゅうのけんと同じく240もあるせいりゅうとうを貰えるので引き受けて南の小屋に向かって退治しよう。青龍刀と言えば関羽というイメージなので(厳密には青龍偃月刀だが)心情的には関興に持たせたいところだ。また、呂蒙と話すと戦闘になるがこれまで各所で偉そうなこと言っていた割に雑魚で、一応かんぷくのけいを使うがそうこうげきでオートにしても勝てるくらいである

 

 北東のケンギョウに向かい孫翊戦、周泰戦、孫桓戦、と続き、太史慈戦から孫権戦は連戦となる。太史慈戦は陸遜がげきめんのけい使ってくるので厄介だが、孫権戦は他が名無しの兵士しかいないので呂蒙に匹敵するほど弱い。倒すと孫権曹丕にそそのかされて孫策を暗殺した事を告白して死亡。呉討伐戦は完了となる

 

 

 ケンギョウに劉備を呼んで話すと、魏討伐戦の指令が下る。まずは北東のコウリョウに向かい夏侯淵戦と張遼戦。張遼があんさつのけいを使ってくるのでさくめんのけいを。勝って中に入ると姜維が仲間になる。レベルアップで兵士数が増えるタイプではあるが、既に5人がそのタイプで埋まっているので武力が低めな姜維は補欠枠か。また、武器屋の上の方を調べると盗まれた5本の剣のうちの1本のばくやのけんが手に入る。これまで手に入れた2本の攻撃力が240なのに対して190なのが残念だが


 西から北、東というルートで計5本の橋を渡ってガッヒへ向かい、曹植戦と曹丕戦。曹植曹丕もあんさつのけいをつかうのでやはりさくめんのけいを

 

 曹丕を追って西から南に回りジョナンで曹休戦、夏侯尚戦、そして曹丕との再戦。曹丕戦は勿論さくめんのけいを。勝つと司馬懿曹丕の援軍として来たと思いきや謀反を起こして実権を握り、ついでに落雷を浴びせられた蜀軍は戦闘する事なく全滅させられる

 

 ケンギョウで目を覚まして再開。劉備と話すとここまで運んでくれたのは関索だというのでチョウサに行って関索と話すと司馬懿の落雷を防ぐ方法を教えてくれる

 

 再びジョナンに向かって司馬懿が「ラクライのけいをやぶることはできまい」と言った後で関索に習ったコマンドを入力すると雷は落ちずに司馬懿と戦闘に。勿論さくめんのけいは必須である

 

 ジョナンの中の左下ある隠し階段から洞窟に入る。中では盗まれた5本の剣のうちの1ほんであるかんしょうのけん(攻撃力190)が手に入る。そして洞窟を抜けて西に向かうとまた洞窟が。こちらでも盗まれた5本の剣の最後の1本のせいこうのけん(攻撃力240)、そしてゲーム中最強の武器であるしょうきのほこが手に入る。しょうきのほこの攻撃力は250なのだが数値以上に強力で240の武器の倍くらいダメージが出せるので、一番頼りにしている武将に持たせよう

 

 洞窟を抜けたら北西のチンリュウに向かい牛金戦と司馬懿戦。司馬懿戦は勿論さくめんのけいを


 東回りで北に向かいチンで荀彧戦。さくめんを

 

 チンから北に向かいラクヨウで侯成戦(典韋を仲間にしていない場合は典韋戦)、劉岱戦、楽進戦と続き、最後は司馬師(&司馬昭)戦と司馬懿戦の連戦となる。ラストバトルで注意すべきはSP切れだ。なにせ初戦は司馬師司馬昭の合計5万超の兵、次戦は司馬懿と程昱の合計6万超の兵を倒しきるまでさくめんのけいを使い続けないと厳しいのだが、さくめんのけいは消費SPが多く効果継続ターンはランダムで下手をすれば1ターンで効果が切れてしまうので運が悪ければ、というか、むしろかなり運が良くなければ途中でSPが尽きてしまうのだ


 まあ、司馬師司馬昭は一度倒せば司馬懿戦で全滅しても再戦は司馬懿戦から始まるので連勝する必要はないのだが、どうしても連勝で締めたいという人はしょうきのほこを持っている武将にかいしんたんを持てるだけ持たせ、ばいげきのけいをかけた後に使いまくる事で大ダメージを連発し速攻で戦闘を終わらせる事を目指そう。私はその方法でも結局司馬懿は倒せたものの程昱はまだ兵士が半分以上残っているところでSPが尽きてしまったが、その後程昱があんさつのけいを使わなかったおかげでなんとか連勝する事が出来た。そして連勝だろうが再戦だろうが司馬懿に勝利したらラクヨウの役場で劉備を呼んで話すとゲームクリアである



 さて、本ソフトを最後までプレイしてみて、改めて評価を

 あえて少し辛めに言わせて貰うとシステム面でまず目につくのははエンカウント率の高さで、そうこうげきでオート戦闘が出来る事を加味しても敵が出過ぎてイラつく場面が多々あった。他にも城などの拠点がマップの進行先を遮るように配置されているので、通過する際はいちいち拠点に一度入って出る必要があるとか、仲間に出来るようになった武将は仲間にしないと戦闘に勝つたびに仲間にするか聞かれるなどテンポが削がれるところが散見されたし、終盤の戦闘はさくめんのけいありきな場面が多くてウンザリした

 また、ストーリー的にはほぼ原作無視なのは大目に見るとしても、劉備が早々に離脱するだけじゃなく、関羽張飛までいなくなるのはモヤモヤするし、劉備の宿敵と言える曹操と一度も対決する事が無かった事も消化不良感がある

 とは言え、当時は名作と評価が高かったゲームでも今プレイしてみると色々な面で古臭さが目についてとても最後までプレイする気にならないようなものが少なくない中、多少の不満はありつつも最後までプレイできた本ソフトは紛れもなく名作だと言える