今回はジャンプ黄金期を連載作品の入れ替わりサイクル毎に掘り下げる記事の第16弾を
第16期は87年52号から88年15号までで連載作品は以下の通り。いつものように並びは連載開始時期が早い順で連載回数も併記しておく
こち亀 76年42号 1955話
キャプテン翼 81年18号 356話
北斗の拳 83年41号 245話
DRAGONBALL 84年51号 519話
CITY HUNTER 85年13号 336話
ついでにとんちんかん 85年14号 210話
魁‼男塾 85年22号 313話
聖闘士聖矢 86年1・2号 246話
山下たろ~ 86年44号 178話
ジョジョの奇妙な冒険 87年1・2号 774話(本誌連載分のみ)
燃える!お兄さん 87年23号 201話(2含む)
ゴッドサイダー 87年24号 78話
ゆうれい小僧がやってきた! 87年34号 41話
ザ・モモタロウ 87年42号 109話
おとぼけ茄子先生 87年44号 21話
HARD LUCK 87年52号 11話
コスモス・ストライカー 88年1・2号 13話
はるかかなた 88年3・4号 20話
新連載作品は前期限りで終了した「ノーサイド」、「特別交通機動隊SUPER PATROL」、「プレゼント・フロムLEMON」と入れ替わりで開始された「ハードラック」、「コスモス・ストライカー」、「はるかかなた」の3本。連載作品数は3減3増で18本のまま変わらず
「HARD LUCK」は前期に読切作品の「カズ!」を掲載した樹崎聖の連載デビュー作であるボクシング漫画だが、ボクシング漫画自体ジャンプではいまいち受けが悪いのに加え話が暗すぎて当期のうちに終了。「コスモス・ストライカー」は「クライシスダイバー」の戸舘新吾が田中誠一という原作者を迎えて描いた超人サッカー漫画だがこちらも当期のうちに終了。そして「はるかかなた」は渡辺諒の連載デビュー作だが、テーマが野球、それも高校野球というところまで既にジャンプで一定の立場を確立していた「県立海空高校野球部員山下たろーくん」と被っていた事もあって当期中ではないがこれまた短期終了してしまう



連載終了作品は上記の「HARD LUCK」、「コスモス・ストライカー」に加え「おとぼけ茄子先生」の計3本。読切作品は88年5号に鳥山明の「SONCHOH」、車田正美が6号に「雷鳴のザジ」、13号に「NATASSIA」と2本も掲載されたが両者とも既に連載を持っているので当然連載化は無し
短期終了作品は「おとぼけ茄子先生」、「HARD LUCK」、「コスモス・ストライカー」に「はるかかなた」の4本、全連載作品における占有率は.222で共に前期と変わらず
当期中の主な出来事は88年5号で発行部数485万部を記録。8号で「県立海空高校野球部員山下山下たろーくん」が連載50回突破記念(実際の50回を突破したのは1・2号)で表紙を飾り、9号では同じく「ジョジョの奇妙な冒険」が連載50回突破記念(実際の50回突破は87年52号)で表紙。10号では「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が単行本50巻発行記念で表紙。11号で「CITY HUNTER」が連載3周年記念の表紙を飾り次の12号では「ついでにとんちんかん」と共に連載150回を突破。そして13号ではジャンプ通巻1000号を記録している。更に「魁‼男塾」のTVアニメが当期中の2月25日から放送開始され、12号でその宣伝を兼ねて表紙を飾っている
また、「ファミコン神拳」のゆう帝こと堀井雄二が手掛けジャンプと縁が深いドラゴンクエストシリーズの第3作「ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」が発売され、日本各地でソフトを求める大行列が発生するなど一大ブームを起こしたのも当期中の88年2月10日の出来事である
連載作品の平均連載回数は312.56回、「こち亀」抜きだと215.94回。前期はそれぞれ312.61回と216回だからほぼ変わらず、というか前期限りで終了した3作品の合計話数が45話で当期に開始された3作品の合計話数が44話と1話しか違わなかったりする
前期で短期終了作品が3つ連載終了したが、入れ替わりで連載開始した3作品も全て短期終了作品で総話数もほぼ変わらずと、何も変化が無かったと言っても過言ではない第16期であった