黄金期ジャンプの影

主にジャンプ黄金期の短期終了作品について語ります

ジャンプ黄金期の第7期を掘り下げる

 今回はジャンプ黄金期を連載作品の入れ替わりサイクル毎に掘り下げる記事の第7弾を

 

 

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 第7期は86年13号から23号までで連載作品は以下のとおり。いつもの通り並びは連載開始順で連載回数も併記しておく

 

 こち亀          76年42号 1955話

 キン肉マン           79年22号 389話

 ハイスクール!奇面組   80年41号 339話(「三年奇面組」含む) 

 キャプテン翼          81年18号 356話

 北斗の拳         83年41号 245話

 銀牙 流れ星銀      83年50号 164話

 きまぐれオレンジ・ロード 84年15号 156話

 DRAGONBALL       84年51号 519話

 CITY HUNTER       85年13号 336話

 ついでにとんちんかん   85年14号 210話

 魁‼男塾           85年22号  313話

 超機動員ヴァンダー    85年52号  20話

 聖闘士聖矢        86年1・2号 246話

 うわさのBOY       86年3・4号 19話

 赤龍王          86年13号 50話(本誌掲載分のみ)

 アニマル拳士       86年14号 10話

 

 新連載は前期限りで終了した「ラブ&ファイヤー」、「ロードランナー」と入れ替わりで開始された「赤龍王」と「アニマル拳士」の2本。2減2増なので連載作品数は増減なしの16となる

 「赤龍王」は黄金期以前のジャンプに君臨していた本宮ひろ志による楚漢戦争、所謂項羽と劉邦の物語を描いた歴史漫画で、同作者による三国志漫画の「天地を喰らう」と比べるとフィクション要素は少なめだが、そのぶんジャンプのメイン読者層とは合わずに連載途中でスーパージャンプに移籍、これが本宮ひろ志の最後のジャンプ連載作品となってしまう。一方「アニマル拳士」はやぎはし正一の初連載作品である拳法漫画だがこちらも別な意味でジャンプのメイン読者層と合わず当期中に終了、作者の最初で最後の連載作品となってしまう

 

 第7期を以て終了した作品は「アニマル拳士」に加えて「超機動員ヴァンダー」、「うわさのBOY」の3本。そして読切作品は18号に掲載された徳弘正也の「What’s おにゃん子」1本のみで、連載化はされなかったが次期から同作者による新連載作品が開始される事になる

 当期の主な出来事は、第6期を掘り下げる記事でも触れたが13号で通巻900号を達成。そして15号で「きまぐれオレンジ・ロード」が連載100回、16号では「キャプテン翼」が連載250回、17号では「ついでにとんちんかん」が連載50回を突破、そして21号では「魁‼男塾」が連載一周年を記録している。また、「銀牙 流れ星銀」のTVアニメが放送開始したのもこの時期の4月7日で、19号の表紙で大々的に報じている

 短期終了作品は上に挙げた3本で、全連載作品における占有率は.188で前期よりダウン

 連載作品の平均連載回数は332.94回、こち亀抜きだと224.80回。前期がそれぞれ331.38回と223.13回だから微増。といっても、前期で終了したのが短期終了作品2本で、当期に開始された2本が短期終了作品と、途中で移籍した作品なのであまり変化がないと言える第7期であった

 

 

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